見出し画像

KOK勝手に応援企画2021年大会出場者紹介(15)~PONEY

さて、地方のMCバトルを紹介してきたが、なんと言っても都市部のバトルも捨てたものではない。
だからこそ、彼らに刺激を受けてバトル界を大いに盛り上げてくれている。

15人目となるKOK出場者は神奈川・横浜の風が吹く場所からやってきた。この神奈川という土地もまた、オリジナルな風土を持っていて日本のHIPHOPシーンを語る上では欠かせない。
そんな街で行われたENTA DA STAGEより送り込まれたのは、PONEYさんだ。

横浜というオリジナル

HIPHOPシーンにおいて欠かせない場所の一つ、横浜。
東京から近い大都市であることもそうだが、OZROSAURUSやICE BAHNといった古くからの重鎮が横浜という土地に根を張り活動している。

元々、矢沢永吉さんが横浜の街をビートルズのリヴァプールのようだと言って降り立ったことからも分かるように、文化的側面から見ても非常に豊かな街でもある。
中華街にみなとみらい、赤レンガ。スポーツもベイスターズにビーコルセアーズ、マリノスに横浜FC。ボクシングの井上尚弥が所属する大橋ジムもまた、横浜市にある。
様々豊かな一面が見られる神奈川、そして横浜という街にもまた、OZROやICE BAHNだけでない数多くのMCを輩出してきている。

そんな横浜で行われるMCバトルが、サイプレス上野とロベルト吉野のユニットで知られるサイプレス上野さんが主宰のENTA DA STAGEだ。即興での戦いの強さに加え、巧いけどステージに立つ資格があるか?という部分も重視される、MC泣かせの大会でもある。
だが、それは確かな実力があるMCたちをより集めるためでもある。

毎年、非常にレベルの高い大会となっているENTA DA STAGEはKOKを初期から支え続けているという点でも、横浜を盛り上げるという点でも非常に興味深い大会だ。

そんな難しくも素晴らしい大会を勝ち上がってきたMCこそ、PONEYさんだ。

PONEY

36時間フリースタイルRAP世界記録保持者で、2020年47都道府県ストリートLIVEツアー制覇をした「ナイスなパニック」を起こし続ける男。
元々のレペゼンは甲府だが、音源・イベント・フリースタイルと所狭しと駆け回るその様は、多くのヘッズたちの共感を掴む。

個人的に4年前のAdrenalineのSIMON JAPさんとのバトルは感動的で、何度見ても素晴らしいと感じさせる程だった。
今回は豊洲PITという大舞台で、どんなパニックを起こしてくれるのかも大いに期待したい。

やっと次でラストやで……。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?