介護のプロ、とは?

前回、「介護を義務教育にしてしまえ」という記事を書きました。
https://note.com/maesaaan/n/n80492f1a2530

・「介護の知識」や「介護についての考え方や価値観」
 が義務教育化されることで、介護を誰でもできる仕事にできる。

・介護を学ぶことは、生活に役立つ知識、医療や感染症について
 の基本を学ぶことができる。

▪人としての振る舞いや、人生について学ぶこともできる。

などなど、メリットいっぱい♪
という話をしていました。

ただ、、、
介護って、プロでなくてもいいってこと?

という疑問が沸いた方もいるかもしれません。。
ぼくも、そういやどうなんやろ?
と少し思った(笑)

そこで、「介護のプロ」について考えてみました。

介護のプロってどんな人?

みなさんなら、

介護職に何をして欲しいですか?
介護職に何を期待していますか?

プロとは、お金をもらって、相手の期待に応えること

何を期待されているんでしょう?

・事故なく見守って欲しい?
・以前のように歩けるようになって欲しい?

・病気が悪化しないように注意して欲しい?
・好きなものを食べて、好きなようにさせて欲しい?

・利用者を笑顔にして欲しい?
・クレームを起こさないように対応して欲しい?

・高い専門性と倫理観をもって利用者様に寄り添って欲しい?
・ただ楽しく笑顔で過ごせるように寄り添って欲しい?

▪本人が、期待すること、して欲しいこと
▪家族が、期待すること、してもらいたいこと

▪事業所が、期待していること、してもらいたいこと
▪制度設計者や教育者が、期待すること、するべきと思うこと

そして、介護職自身がしたいこと

「想い」は人それぞれ。

すべてにお応えすることは、たぶん難しい。


介護は、医療のように、
仕事としての目的が明確ではないと思います。

医療は、病気を治す、ケガを治すという大命題がある。

介護保険法の条文には、自立支援や個別のニーズに応じる旨の文面がありますが、「自立」の概念や捉え方って人によるなど、わりとファジーというか、大きな括りのような感じです。

介護は何のプロか?


頭でっかちにアレコレ考えるものではないような気がしてきた(笑)!

利用者の方が、どうしたいのか
どんな生活、生き方をしたいのか
どんな死を迎えたいのか

そんな「想い」に応える術を探ろうとすること
それがとても大切なのではないかと思います。

そのためには、何が必要か?

・想いを引き出せる「信頼関係
・応えられるだけの「知識」「スキル
・自分に無理なら、誰かにつなぐ「巻き込み力


たぶん、介護においては、
人と違う”特別なこと”をするのが
必ずしもプロではない。


普通の暮らし、安心できる暮らし
そのために、できることを考えること

利用者さんを「利用者」扱いせず、
”ふつうに”接することも大切。


生活の支援なので、さりげなく、そっと見守る。

その裏に、「専門的な見立て」や「経験」が隠されている

これが、介護のプロなのかな。。。


「能ある介護職は、爪を隠す」

って感じ?
いや、爪だと痛そうか。。。

「能ある介護職は、肉球を隠す」

これだと、とっておきの癒し(ぷにぷに)をもったいぶってるみたいで、信頼関係壊しそうやな。。。

なんというか、
ひけらかさない、押し付けない、

そんな感じがいいのかなあと思います。


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