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能ある介護職は爪をかくす

195本目。介護の魅力発信について考えます。

介護の魅力を発信したい♬
介護のイメージアップ✩★


というような言葉を見ることが少なくありません。


なんでか?

介護が魅力的ではない

介護はイメージが悪い


から。。

介護職自身はどう思ってる?


介護職は、大きく分けると2つのタイプがいるような気がします。
あくまで、ぼくの主観です(笑)

①介護の仕事を楽しくないと思っている人
②介護の仕事を楽しいと思っている人



肌感覚ですが、

現場レベルだと案外②が多い
実は!!


例えば職員とは仲が悪くても、
利用者さんとの関わりに癒されている人も多いですし、

介護の仕事そのものは好きでやってる人は多い。


SNSとか、ニュースなどでは
①の楽しくない人が多いイメージかもしれませんが、

ネガティブな発信の方が、エネルギーが強いので、
大勢への発信には利用されがち。

視聴率やクリック率などを稼ぐには、
ネガティブな方がポチられやすい。

介護業界としてはいい迷惑ですね(笑)

介護の仕事は魅力的か


やってる介護職自身が楽しいなら、
魅力的ってことなのかなあと思えます。

そうでもない部分もあるのかもしれません。


ひとつは、給料かもしれません。

たしかに異業種と比較すると、低い部類になってしまう。


社会的地位も、ネガティブなイメージのおかげで高いとはいえない。。


介護職は、給料や社会的地位という価値基準とは違う基準で、仕事を楽しんでいるのかなと思うと、

魅力発信とは、何のためなのでしょう。

そして、何を魅力として発信するといいのでしょう。


誰も介護を魅力的だと捉えてくれない。
誰もわかってくれない。

だから、魅力を伝えたい~!!

これでは、介護職のエゴに映ってしまう。


もっと、リアリティのある、現場での介護の魅力を
ありのまま伝えることだけでもいいような気がします。


キャッチーな取り組みではなく、
地道で地味な、泥臭い取り組みの中にこそ、

介護の仕事の専門性や魅力があるのかなあと、
ぼくは思います。

なぜ「ありがとう」と言われるのか


「介護の仕事は感謝されることが魅力なんです」

「ありがとう、に救われます」


このように、利用者さんや家族さんなどからの感謝が、
ぼくたち介護職の糧になってることは間違いない。

とはいえ、”ありがとう”を取りに行ってはいけない
とも考えています。


感謝というのは”結果”だからです。


何に対しての結果なのか。

何をしているから、感謝されているのか。

何をする、何のためにする


仕事は、目的が大切だと思います。


ありがとうと言われたい
というモチベーションは危険です。

それは、言われたい人の
”言われたい”エゴの押し付けだから。



どうすれば役に立てるのか

どうすれば、この人の望むようにできるのか

相手目線になれるか

介護は相手のための仕事だと思います。


まずは意識を変えること。

意識を変えると言動がかわる


意識が変わると、

技術を磨こうと思うでしょうし、
知識を得ようと考えると思います。


介護には、技術や知識が絶対に必要です。

やさしさだけでは、人を救えません。


このように、相手目線で、
何ができるのかを考える。


この地道な積み重ねこそ、介護の醍醐味であり魅力だと
ぼくは思っています。


ぼくは事業所を作る準備をしています。


理想を掲げて、準備していきますが、
地道で着実な、介護の醍醐味を実感できるような

プロフェッショナル集団にしたいと考えています。


本質的でありたいです。

でも、介護は生活の支援ですから、
楽しく過ごしてもらいたい。

専門性はひけらかさず、こっそり持っていて、
いつでも出せるようにしておこうと思います。


能ある介護職は爪を隠す♬


三鷹の「能ある鷹」になれるよう、精進します!!

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