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【マニラ】Grabのトラブルについて


マニラの治安が悪化している

以前から何度か警告(?)していますが、マニラの治安は最近特に悪化しており、外国人である私たちは日々の生活で対策が必要です。

そして、対策の基本ともいえる、「Grab(配車サービス)を使った移動」について、Grabでもトラブルを聞くようになったので、私が実際に経験したり、身近な友人から聞いたりしたことを簡単にシェアします!
Grabについては以下の記事でも紹介しています。

Grabのトラブル

ここからはトラブルをいくつか紹介します。
他にもトラブルの事例があれば、その都度更新していく予定です。
※Grab=危険というわけではありません。ここで紹介する事例を読んで、Grabではないタクシーを使ったり、歩いて移動したりすることがないようお願いします!

①料金を多めに請求される

これは友人がつい最近経験したことです(2024年10月)。
Grabは、車を呼ぶ際に出発地と目的地を指定すると、事前に料金が表示されます。カード決済の場合、基本的には車さえ呼んでしまえばお金のやり取りはなく、そのまま事前に表示された金額分の料金がアプリを通じて支払われます。
Grabが「ぼったくりがない」「安全」と言われるのはこの仕組みがあることも大きいのではないでしょうか。

しかし、先日、友人がGrabに乗った際、事前に200ペソくらいの金額だったにもかかわらず、降りた後の履歴を見ると600ペソくらいの金額になっていたそうです。
どうしてこんなことが起こるのか?
厳密にいうと、金額は運転手が後から変更できます!

例えば、高速道路を利用したとき。45ペソかかったとします。
その場合、料金所で運転手に現金を渡して代わりに支払ってもらうこともできますが、ETCで支払った場合は後から現金で運転手に支払うかGrabのアプリ上で支払うことになります。
この「Grabのアプリ上での支払い」によって、金額が変わることがあるのです。
この支払いがどのように行われるかというと、目的地に到着後、ドライバーのアプリの管理画面上で、追加料金を入力するという方法です。
手入力で数字を入力するので、だいたいの場合、ドライバーは入力した数字を自分でも確認するし、乗客にも入力画面を見せてきます。
今まで私はこの方法で何度も高速道路の代金を支払っていますが、特にトラブルにはなっていません。

しかし、今回、友人が旅行者だったからなのか、多めに金額を請求されてしまいました。
被害に遭ったその日のうちに気づいて、すぐにGrabにクレームしましたが、対応中とのことで、まだ返金されていません。

余分に払うことになった金額はとても大きいというわけではないので、気づかないと思われたのか、この金額なら取り返す気にはならないだろうと思われたのか…よくわかりませんが、悪質だと感じました。
ちなみに運転手に何度も「支払いはカードだよね?」と確認されたとのことで、現金のやり取りではなくアプリで自動的に決済されることをわかった上で金額を上乗せしてきたのだと思います。

②タイヤがパンクして降ろされる

これは友人と私がGrabに乗っているときに起こったことで、結論としては目的地を変更してその場で降りて、新しいGrabを手配したので問題ありませんでした。

経緯としては、
1.ポブラシオンからBGCへ移動するためGrabを手配
2.割とすぐに運転手がパンクに気づいて、ガソリンスタンドへ行く
3.タイヤを確認、これ以上移動はできないと告げられる
4.アプリ上で目的地を変更、ガソリンスタンドを目的地にして、一旦「到着」ということになり、降車
5.新しくGrabを手配、無事にBGCまで移動
という感じです。

幸いにも大きな通りの交差点にあるガソリンスタンドで降りることになったので、不安な思いをすることはありませんでしたが、場所によっては結構困るだろうな〜と感じました。もしそのような場所で降りることになったら、次のGrabが捕まるまで車の中で待たせてもらうか、運転手にそばにいてもらうかなと思います。
今回、乗車後に目的地を変更できることを知って、それについては勉強になったのでよかったです!

③ガス欠で車が何もないところで止まる

これは2023年の出来事です。
空港の近くでGrabに乗ったら、「もうガソリンがない!」と運転手に言われ、突然何もない道路(しかも渋滞している)で降ろされました。
そして、私たち夫婦と運転手の3人で車を押して、道の端に車を移動。
3車線くらいのまあまあ大きな道路で、しかも交通量が多い夜の時間帯だったのでドキドキしながら車を押しました。

その後、こんなところで次のGrabを捕まえるわけにもいかないし…どうしようと思っていたら、いきなり運転手が手を挙げてバイクに乗った青年が止まってくれました。
そしてなんと運転手は「ガソリンを買ってくる!」と言って、青年にバイクを借りてポリタンクを持ってガソリンスタンドへ行ってしまいます…。
優しい青年と一緒に、何もない道路の傍でひたすら運転手を待ちました。

5分で戻ってくると言っていた運転手は、20分後くらいに帰ってきて、ポリタンクからガソリンを入れ、そのままガソリンスタンドへ移動。
かなり時間がかかりましたが、満タンに給油して再び出発しました。
一人だったらかなり不安だっただろうなというシチュエーション。
もし一人だったら家族やGrabのカスタマーサポートにすぐに連絡していたと思います。

④忘れ物が盗まれる

Grabの車内に忘れ物をする人、たまにいますよね!
Grabの忘れ物は運転手によって保管されるか、カスタマーサポートに届けられ保管されますので、問い合わせをすれば取り戻すことができる場合もあります。
しかし、そのまま運転手や次の乗客に持ち去られてしまうことも…。
貴重品だけでなく、衣類やメガネなども見つからなかったという話を聞いたことがあります。
日本とは違って、忘れ物・落とし物が返ってくることに期待できませんので、Grab以外でも注意が必要です。

⑤強盗

これは私が直接経験したわけではないのですが、マニラのニュースをチェックしていると外国人を狙った強盗が増えていることがわかります。
残念ながらまれにGrabの運転手が強盗をするケースも。
車に乗ると財布やスマートフォンを差し出すように脅されるという手口が多く、運転手の個人情報が把握できたり乗車に関する記録が残ったりするにもかかわらずこのようなことが起こってしまうようです。
(コロナ禍では運転手が強盗の被害に遭うことが多かったのに…)

ちなみに強盗対策としては、行き先や乗った車の番号や運転手の情報を家族や友人に共有しておく新しく追加されたGrabアプリの録音機能を使う財布やスマートフォンを車内で出さないなどが挙げられます。
しかし、対策しても強盗に遭う可能性はゼロにはできないし、車に乗ってしまうとなかなか逃げるのも難しいです。抵抗すると命を奪われることもあるので、強盗が発生したら大人しく指示に従うしかなさそう…。
私は予備の財布とスマートフォンを持っているので、いざというときにはそれを差し出そうと思っています。

おまけ

先日、Grabに乗ると、運転手からOFFローションのサンプルをもらいました。

これは怪しい手口ではなく、プロモーションとして行われているサンプル配布で、過去には柔軟剤や化粧品のサンプルをもらったことも。Grabに乗るとこういうちょっとラッキーなこともあります!
その他、観光情報などいろんなことを教えてくれる運転手もいるので、会話を楽しむのもよいかもしれません。

この記事ではいくつかトラブルを紹介しましたが、過度に不安を煽るつもりはありません。
流しのタクシーや徒歩での移動に比べると、Grabは安全性が高いので、基本的にはGrabで移動することを心がけていただければと思います!


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