見出し画像

遠距離恋愛中の彼氏と遊ぶ1週間 前半戦

彼氏が東京にきた。インターンらしい。会える時間をめぐって少々喧嘩をしたけど、せっかく会える時まで喧嘩してたらもったいないじゃんね?

1日目
上野で飲んだ。途中からチェコ人と相席。日本人と相席だったら話しかけないくせに、ちょっと英語とか使って話しかけてみちゃう彼氏に苦笑いした。「さっきまで飲み屋を見ながら『いいよね〜』って言い合ってたのに、今俺らはその景色の一部で『いいよね〜』って言われる側なんだよ、俺らが上野を構成している」っていう彼氏の言葉、良かったな。

革ジャンの店にも入った。途中からお金のない大学生だって店の人に気づかれた感じ。小学生がジュエリーの店に入ったみたいな場違い感があった。しっかりお金を稼げるようになったら行くところだと思う。お店の人が、ルイスレザーの革ジャンを羽織らせてくれた。わたしじゃなくて彼氏の方だけど。新品だと20万以上もするのね。彼氏がルイスレザーを着られるようになる頃に、わたしは隣にいるんだろうか?

メニュー表が可愛い


2日目
いけふくろうで待ち合わせの予定だったが、わたしがPARCOでドーナツを食べ出したせいで合流失敗。池袋ダンジョンに諦めてタバコを吸い出した彼氏を回収し、マックで作戦会議をした。池袋ウエストゲートパークに出てくる場所を巡って、平成の遊びをしようと決まった。

まずはボウリング。わたしは人生においてボウリング3回目だから、当然下手。やばいとされるスコア50ラインはギリ超えたけど、彼氏に負けたから悔しかった。気に食わない。

次に池袋大橋を歩いた。長瀬智也が激走していたところだよと言われて、どこだよと思った。キラキラのホテルが前方に見えて、眼下に電車が走り抜けていく感じ、良かったな。橋を下りたらホテル街を歩いて、ラブホの看板鑑賞をした。ラブホはキラキラでいろんな色があって大好き。ここで、昭和ラブホ巡りのツイッターアカウントを2人ともフォローしていることが判明した。

そのあとはロサ会館に行った。レトロ感あふれる建築に心が躍った。なぜかダーツ場に行き、ボウリングに引き続いて手首を酷使。3回やって全部負けたから悔しい!悔しい!!負けたからお金払いたくなかったけど、払った。払ってあげた。バーカ。

明石焼きが食べたい〜と店を見ながら言ったら、彼氏が立ち止まってくれた。そういう時に立ち止まるのは、わたしと逆だから惹かれるんだろうなぁ。明石焼きは割り勘で半分こした。西池袋公園のベンチに座って食べた明石焼きは熱くて火傷しそうだったけど、優しい味で美味しかった。だからその味をぶち壊すように、無断でネギや紅生姜を汁に入れるなよ。

最後は要町まで歩いた。歩いている途中に雷が鳴って、空がピカピカ光ってたので、居酒屋に避難した。おでんはまだなんだって、ちょっと残念だった。女性の店員さん2人がホールとドリンクで、料理は中年の男性が1人で黙々と作っていた。牛すじ煮込みも、だし巻き卵も、海鮮サラダも全部ぜんぶ最高だった。海鮮サラダは刺身がたくさん入っていて、量もそれなりにあるのに、この値段?!と2人でびっくり。正直今日食べすぎじゃねと思っていたが、あまりにも美味しすぎてペロリだった。

実は午前中バイトだったので下だけスーツだったんだけど、帰り道に転んでスーツを破いた。7000ちょいの出費が痛い。

レトロ感あふれるボウリング場
ドーナツ食べてたらタバコ吸われた
池袋大橋からの景色
要町の居酒屋さんほんとにおすすめ
へたくそ

3日目
ドラフトをどうしても見ないといけない、と言われたので、1時間くらいカフェにいた。なぜかわたしの同期もいて笑った。なんだこの謎メン。3巡目も見たい、、、と言われたけど、流石に待てなかったのでカフェを出た。ここで同期とも解散。わたしが来た時、「よう!」みたいな感じで普通に受け入れてたけど、うちらのことなんだと思ってるんだろうね、と彼氏と話していた。

新宿ゴールデン街の行きにくいバーに行こうと決めたけど、クネクネしてるだけで結局入れなかった。意外と外国人ばかりで、もう観光地化しているみたい。昔の新宿を知ってるジジババはどこにいるんだと彼氏は言っていた。ゴールデン街を抜けると、すぐに新宿区役所がある。ここでは働けないなぁと思った。時間はわりかし早いのに、区役所通りはカオスを極めていて、だんだん心臓がばくばくしてきたくらいだから。やっぱり新宿は嫌い。ぐちゃぐちゃでめちゃくちゃで、楽しんでるだけじゃない人たちもたくさんいて。コンビニに入って心を落ち着かせたりしたけど、もうとにかく人がいなくて、静かな場所に行きたかった。

下ネタすぎて書くかめちゃくちゃ迷ったけど、最近で一番笑ったから聞いて。くだらなすぎる遊びをした。アレを風船にしてバレーボールしてた。やっぱりさすがの耐久力。引っ叩いても蹴っても全然割れない。髪の毛で静電気起こして天井に張り付けたりもした。「あなた、たぶん一生これを頭に擦り付ける成人男性に出会えないと思うよ。人生っていろんなものを見るのが大事だと思うんだ。エアーズロックを見たり、ナイアガラの滝を見たり、グランドキャニオンを見たり。だからこの光景も目に焼き付けときなさい」とか言われたけど、世界遺産と自分を並列にすんなよと思った。だけど、どうしようもなく下品なのにめちゃくちゃ笑ってしまった。下品だけど、下品だけどさ、こういうくだらないことをして笑い合えるくらいのアホでいたいよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?