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なぜ日本人は桜を愛すのか?


お疲れ様です。

だんだんと暖かくなってきましたね。


次第に桜のニュースが増えてきました。



・桜はいつ開花するのか?🌸

・どこが1番早く開花するのか?🌸

・桜はいつ満開になるのか?🌸

・今年はお花見はするの?しないの?🌸

こうなると話題が尽きません。

桜は遂に開花したのか?
気象庁の職員が毎年「目視」で確認しているのですが、その姿を中継しているテレビ見たことありませんか?


開花してくれ!!
開花してくれ!!

そう思いながら、職員の方の発表を待つ。
あの発表を待つ時の何とも言えない緊張感。


もう春の恒例行事となってきました。

そこでですよ。

日本人って何でそんな桜好きなん?っていう疑問が浮かんだので、調べてみたよっていうお話です。



①桜開花予想(3月21日発表)


2024年の桜の開花は平年並みか、平年よりも早くなるところが多い。

3月24日(日)に東京と広島で桜が開花する予想。

名所の桜開花予想


この先1週間は気温が平年より高くなり、週末には最高気温が20℃近くまで上がる予想も。


20日(水)には東京と広島、
23日(土)には福岡、名古屋、高知と続く。

名所のソメイヨシノ開花予想日

・上野恩賜公園(東京) 3月25日
・高知公園(高知)   3月22日
・熊本城(熊本)    3月24日
・嵐山(京都)     3月29日
・弘前公園(青森)   4月16日


参考にしたサイト



②桜の歴史

桜について詳しく知るためにも、
日本における桜の歴史を調べてみました。


日本人は古くから桜を愛でており、万葉集では
「春を象徴する花」として桜が多く描かれている。
つまり、万葉集が編まれた奈良時代には既に桜を愛する気持ちが日本人にはあったことが伺えます。

平安時代になると、桜は「春の花の象徴」のイメージが定着し、「古今和歌集」には桜を題材にした歌が多く詠まれています。

 世の中に
            たえて桜のなかりせば
                               春の心はのどけからまし

在原業平


古今和歌集「渚の院」に収録されている、在原業平の和歌です。

現代語訳に直すと、
「この世の中に全く桜というものがなかったなら、春を過ごす人の心はどんなにのどかであることでしょう。」

『本来春はのどかな季節であるはずなのに、人は  桜の花が咲くのを心待ちにしたり、花が散るのが気になり落ち着かない。』


桜が存在するために人々の心が穏やかでないことを述べ、人の心を騒ぎ立たせる力のある桜の素晴らしさを伝えようとしている作品ですね。

春って本当はのどかな季節なんだけど、桜に心躍らせるから、穏やかじゃないよね~っていう句です。


良いですね。
個人的にかなり好きな和歌です。


葛飾北斎作  「富嶽三十六景 東海道品川御殿山ノ不二」

浮世絵です。
葛飾北斎は江戸時代後期の絵師なんですが、この時代でも桜は愛されていたんですね。


日本人と桜は昔から関係深いことが分かりました。



参考にしたサイト




③桜が与える影響


桜ってなんとも言えない上品で独特な香りがしますよね。
あれにはちゃんと名前があって、花見をする私たちに色々な効果をもたらしてくれているそうです。


それはクマリンと呼ばれる物質が働いているからだという。

クマリンには、たくさんの効能があり、抗菌作用、リラックス効果を初めとした効果がある。

また、桜の木はフィトンチッドという香気成分を発しており、この物質には殺菌作用があり、これを人間が吸い込むと、血中に溶け込み脳のGABAA受容体の応答を強める。この受容体の応答が強まると、興奮などが抑制され精神が安定する。
つまり、桜の香りには、リラックス効果がある。
他にも鎮静作用、咳止め作用、二日酔い防止作用などが期待できるそう。


まとめると、、

桜の木はフィトンチッドという香りを発出している。
(興奮が抑制され、精神が安定する
→リラックス効果。)
桜の上品な香りの正体はクマリン。
(抗菌作用。)

こんな感じかな?

とにかく桜は人間にとって良い香りを発しているという事です。

また、桜は見る人の心を和ませる効果があり、ミシガン大学の調査によると、植物の多い地域では犯罪が少ないことが分かっているそうです。

凄いですね。
治安対策にもなるなんて。


桜は科学的にも人間にとっていい影響を与えていることが分かっているんですね。




参考にしたサイト



④終わりに


桜ってこんなに奥深いんですね。
調べるまでは、全然知らない事ばかりでしたが、だんだんと桜の魅力を分かってきた気がします。

今後桜を見る時にちょっと意識してしまいそうですが…。

これから満開になる桜を楽しみに、明日明後日と頑張っていきましょう!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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