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【言葉が遅い】幼児の発育を妨げているのは?

「タンタたん、クリチュマチュ、おたち、いっぱいもってくゆー?」(サンタさん、クリスマスにお菓子いっぱい持ってくる?)

これは、私の孫が2歳のときの可愛いひとコマ♪
あまりの可愛らしさに何度も動画を見返しています。

当時はまだ2歳だし、おしゃべりもこんなものだと微笑ましく思っていたのですが、実は5歳になった今も「タンタたん」のままなのです。

私の孫は3月生まれなので、他の子たちよりは若干言葉が遅れているのも仕方ないのかとも思い、
「そのうち話せるようになるさ!」
なんて安易に考えていました。

とはいえ
「来年春に小学校入学を控えているのに」
と言葉の遅れが気になった私は、月に1〜2度『ことばの教室』に通わせることにしたのです。

主に『さ行』が『た行』になることが気になっていたのですが、教室に通うようになって新たに『ぎゃ行』や『じゃ行』も言えないことが判明しました。

体や知能など、発達そのものに問題があるのかと気になり、幼児期の言葉の発育について調べてみると、以下のような原因が考えられるようです。

①性格や環境などの要因で遅れている
②言葉の意味が理解できていない
③聴力に問題がある
④脳の機能に問題がある
⑤単純性言語遅滞
⑥言葉を発する機会の減少

BabyPark/言葉が遅い子の特徴・原因は?家でできる発語や発達を促す方法


専門家からすると、このようなことを原因として考え、指導し改善していくのだと思います。

しかし、私の孫は言葉の意味も理解できるし、聴力や脳の発達にも特に問題は見られません。

また、性格が内向的でおとなしい子の場合も言葉が遅れる要因にあげられるようですが、性格は超社交的なので該当しません。

とはいえ、原因となる項目に該当するものがないとすると
「何か舌や口の中の構造が他の人と違うのか」
と心配は大きくなるばかり。

そんな気持ちがあったので『ことばの教室』に通うようになったのですが、そこで新たな原因を知ることになります。

それは、就学前後の子どもの発声が上手くできない背景には、2020年からのコロナ禍による大人のマスク生活が関係しているのだとか。

話し方について指導をされている先生によると、
「言葉を覚える大切な時期に、大人の口元を見れないまま言葉だけを覚えたために、発声する際の口の動きや舌の使い方がわからない」
という見解でした。

そして、これまであまり見られなかった『か行』が言えない子どもが増えているということも話されました。

大人のマスク着用による幼児の言葉への影響について、以下の記事でも解説されています。

赤ちゃんはママやパパの目をじっと見始め、次に口の動きに興味を示します。「ばばばばば」、「だだだだだ」などの喃語(なんご)を発して口の動きを練習する時期に、目で見て口の動きを学び、マネしようともしています。

たまひよ/0歳から未就学児、「ずっとマスク」が言葉の発達に与える影響 専門家の見解は?

記憶に新しいですが、2020年からマスク着用が必須となったために、幼稚園や保育園に勤める保育士さんも終日マスクをつけっぱなしでしたよね。

さらにコロナ禍がもっとも激しい時期は、ご家庭でもマスクを外せないことがあったのではないでしょうか?

我が家でも2022年、孫が3歳の時に幼稚園でコロナに感染し、母親→祖母(私)と感染し、他の家族に移さないためにもずっとマスク生活という時期がありました。

今は新型コロナが5類に移行となり、マスク着用も自己判断となったため、幼稚園でも時にはマスクを外して子供たちと接している保育士さんも増えたようです。


言葉の発達については、そもそも言葉の聞き取り自体がしっかりと理解できている子であれば、少々言葉が遅くても特に焦らずとも良いのかもしれません。

例えば「せんせい」を「てんてい」と発声しても、「せんせい」が正解だとわかっていれば、心配はいらないようです。

ですが「てんてい」が正しい発声だと判断してしまうなど、聞き取りに問題があることが就学後に発覚し、言葉の教室に通っている子どもが実際にいます。


新型コロナの弊害は、後遺症もあれば働き方などさまざまなことが問題視されてきました。
でも、まさか当時乳幼児期の子どもたちの、言葉の発達に影響を及ぼすとは思いませんでした。

今もなお、マスクを外せずに過ごす方も多いかと思いますし、人と接する仕事をされている方はマスクをしなければならない機会も多いでしょう。

また、マスクを外すことに抵抗があるという方も、まだまだ多いかと思います。

私自身も幼稚園のお迎えや近所のスーパーへの買い物など、マスクを外した素顔を見せていない場所もあるので、マスクを外す勇気はありません(笑)。

なので、マスクを外すことを推奨しているわけではありません。

ただ、もし小さいお子さんと触れ合う機会があれば、できるだけ子どもの目を見て、しっかりと会話することをいま一度意識してみてください。


最後に、『た』を『さ』に言い換えるよう伝えても、子どもにしてみれば
「わかっているけど、できない!」
と悲しい思いをすることもあるでしょう。

なので、無理に言葉を矯正させるのではなく、気長に向き合って行こうと思っています。


最後までお読みくださり、ありがとうございました♪


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