WEB3 VS メタバースを考えよう【海外記事メモ】
今日はこの記事を読みたいと思います。
人によってはそもそもタイトルの意味がわからない、そもそも2つって対立関係なのか?と考えてしまう人も私含めいらっしゃるかと思いますが、まだ世間的にも2つの概念がごっちゃになっているところもあり、改めてこの両者が目指すものや下支えするテクノロジー、課題について見ていこうかと思います。
本日もよろしくお願いいたします。
Web3やメタバースってそもそもなんだっけ?
Web3とメタバースは中央集権的なインターネットの課題を解決すべく生まれました。
これらはいくつかの点で似ているものの、解決しようとしている課題が異なります。
近年のブロックチェーン技術やフェイスブック(Meta社)のメタバースへの取り組みなどから過度な期待を煽られている分野で、人々はこの2つの概念について疑念も抱いている部分もあります。
この記事ではなぜメタバースとWeb3の関連性と違いを説明していきます。
WEB3は機械学習やビッグデータ、非中央集権技術などを通して人々に最適化した情報をWEBやアプリを通して提供するインターネット第3世代を意味しています。
メタバースは、ビデオ通話と変わらないくらいのリアリティを持った個人のアバターが行き来する世界でのコミュニケーションをインターネット上で可能にする技術です。
WEB3とメタバースが似てるところ
・双方において、AIや先進的なユーザーインターフェースなど似たテクノロジーの上に成り立っています
・どちらもまだ発展途上の段階です
・どちらもブロックチェーン技術により進化していきます
WEB3とメタバースの違うところ
目的
WEB3は非中央集権的で民主的なインターネット世界を目標としているのに対し、メタバースは人々が無理なくリアルな交流を3D空間で実現することを目指しています。
アプリケーション
WEB3はブロックチェーン技術の進歩を核として駆動していますが、メタバースはWEB3が動く仕組みでユーザーにアクセスを許可する仕組みになっています。
また、WEB3に使われるアプリケーションはビットコインやAppleのSiriやOpenSeaですが、メタバースはオンラインショッピングやビデオゲームなどの特長を有しています。
主導権
WEB3はビットコインのようにインターネット上の資産を民主的な方法で運用することを目的としているのに対し、メタバースにおいては自分の資産は完全に自分自身で管理が可能な状態にすることを目的としています。
直面している課題
WEB3は誰がネット上のルールを管理するのかについての問題意識が高い(そのため彼らは人々による民主的なルール設定を求めている)のに対し、メタバースはどうやってユーザーがその世界に入り込んでくれるかということへの課題意識を常にもっています。
まとめ
WEB3もメタバースもお互いの目的、ユースケース、所有権の考え方の違いなど様々な相違点において影響し合いながらイノベーションを起こしてくれることでしょう。
感想:個人資産の考え方の強いメタバースと共有に価値をおくWEB3
あまりこの2つを同列で考えて比較することってなかったのですが、あえて並べてみることで新たな学びがありました。
個人的に面白かったのが個人所有資産に対する意識で、WEB3の世界ではたしかに様々な資産(権利なども含む)をどんどんみんなでシェアしていっていこうぜ、という機運があるのに対して、メタバースに関しては「土地」など個人資産の売買が活発に行われ、その所有権に関しての議論も巻き起こっている印象があります。
筆者のまとめと同じ結論になるのですが、これらの違いを明確に認識した上でそれぞれの良さを引き出しながら相互作用を起こしていくようなことを個人単位でもやっていけたらいいのだろうなぁと感じました。
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