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変わったこと、変わらないこと。

この数か月で、私たちの生き方が加速度的に変わってしまいました。

(「変わってしまいました」というよりは「変わっています」という表現のほうが適切かもしれませんね。)

いまはどんな些細な何気ないことにしても少なからず、感染拡大のリスク、いまをどう生きるべきか、その先の未来にどのような影響を与えるか、を意識的に考えた言動を取るようになりました。

俗に言うゴールデンウィークを前に、最近ぼくの身の回りに起きた変化を備忘録的にまとめておこうと思い、今日この瞬間にnoteを書いてみます。

変わったこと。

① 家に居る時間が増えた。

残業は極力しないようになりました。というか、これまで日中にやっていた外勤業務が軒並み流れてしまっているので、残業しないでもなんとか回るようになってきたという感じでしょうか。(理想と現実はなかなかにギャップがあり、何でもかんでもリモートに代替できるわけではないので...)

主に平日夜にやっていた本業とは別で参画しているソシオファンド北九州の各種打ち合わせはリモート対応になったので、帰宅できるときは、とっとと帰宅しています。

会社がお休みである、土日・祝日も基本的には家籠りしています。

② ちゃんと昼食を取るようになった。

これまでは、お昼休みの時間になっても昼食はそこそこに、作業しながら手軽に食べられるものを食べていました。

でも、半ば思いつきでスタートさせた、 #ヤハタイエメシ に取り組み始めてからは、別に誰にも頼まれていないのに、勝手な使命感に駆られてテイクアウト対応の店を訪れ、ちゃんと昼食を食べるようになりました。

③ 地域を真摯にみるようになった。

悲しいことに、ぼくが暮らすまちの景色もだいぶ変わってしまったように感じます。景色といっても、物理的なものというよりは空気感のようなものに近いかもしれません。何となく淀んだ感じと言うべきでしょうか。

だからこそ、少なくともぼくの生活圏の社会経済がどのようになっているのかを、改めて見つめるようになりました。

これまでいろんな言い訳を盾にして足を運んでいなかったエリアや飲食店などにも実際に訪れるように心がけ、迷惑にならない範囲でのコミュニケーションを取るようにしています。

④ エンゲル係数が爆上がりした。

いつもは出来るだけ自炊するようにしていますが、前述のように「昼食をちゃんと取るようになった」り、「地域の飲食店に積極的に訪れるようになった」りしているので、消費支出に対する食費の割合が急上昇しています。

でもこれは、精神衛生上もいいことなのかなぁとも思ってます。いつも自炊するのとは比にならないうまいメシを食えるのはもちろん、ほんのわずかだけど、オフラインでも直接対話ができるので。

変わらないこと。

① バックキャスティングで、いまを考えること。

これは幸いにも、まだぼく自身が本当の意味で危機的状況に立たされていないからこそなのかもしれません。

ぼくは取り立てて器用でもないですし、何か突出したスキルがあるわけでもないですし、胸を張って世に送り出せるようなプロダクトを生み出すこともできません。

ただ、ひとよりも少しだけ俯瞰的に物事を捉え、いま何をすべきかを考えるように心がけています。

ぼくひとりだけでは、誰かの役に立つようなプロダクトを生み出すことはできませんが、仕組みを考えることはできると信じています。ある意味での発明ができるように努力しています。

(ただ、いかんせん不器用なので時間はかかりますが...。)

② オフラインの重要性を信じること。

2020年に突入して、早4か月が過ぎようとしています。このたった4か月で急激なパラダイムシフトが起こりました。

ぼくもついていくのに必死ですし、いろんなものが朝令暮改のごとく変化していくことに戸惑いを隠せません。

様々なものが、質量のないオンラインに代替されています。確かにコミュニケーションにさほど影響はありません。伝えるべきこと、伝わるべきことは相互に到達している気がします。

でも、”何か”が伝わってないような気がします。”何か”はわかりませんが。

オンラインが突如主役に躍り出てしまったことで、オフラインに対する欲求も高まっているのではないかと思います。

③ 徹底的に準備すること。

ぼくは中学生のときくらいから担任の先生に、「前田は、”石橋を叩いても渡らないような性格”だね。」と言われてきました。

”石橋を叩いても渡らないような性格”とは、ちょっと何言っているのかよくわかりませんが、おそらく、”めちゃめちゃ慎重過ぎるから、ここぞの度胸がない。”みたいなことだと思います。

確かに、ほんの少しの勇気が出なくて逃したチャンスもいっぱいあります。なりふり構わずに、どんどん行動を起こす、動きながら考えるタイプの友人が羨ましかったりもします。

でも、今こそ時間があるときに、家籠りしている時期にしっかりと準備をして、然るべきタイミングがきたら、誰よりも早くスタートダッシュが切れるようにしなきゃいけないと思っています。

うまくまとまりませんが...

そんなこんなで、他愛もないことをいまだかつてない文量と、最後まで定まり切れない口語体で書き連ねてみました。

「誰も経験がしたことがない」といえば、確かにそうですが、だからこそ人類全体が想像力をフルに働かせていまやるべきことに向き合わなければなりませんね。

家籠り中にテレビをつけたら、たいてい同じようなニュースをやっています。

必要な情報を見極めて、いま生きていることに感謝しつつ、できるだけ他人に迷惑をかけないようにいまは我慢して、アフターコロナがやってきたら溜まった欲求を解放したいですね。もちろん、他人や社会に迷惑をかけないように。

何でもかんでも変わってしまうのは悲しいことなので、変わらないもの、変えてはならないもの、自分自身の軸みたいなものまで見失わないように生きてゆきたいものですね。

そうこうしていたら、先日予約していた本がポストに届いたのでいまからじっくり読んでみます。

医療従事者の皆さま、郵便屋さん、宅配業者の皆さん、デリバリーを届けてくれるひと...。人類を守るためにいまこの瞬間も身を粉にして働いていただいている全ての皆々様に最大限の敬意を表して。

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