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ムサビ通信生がアーティストになれるか?

こんにちは。前川結佳と申します。
私は2023年現在、武蔵野美術大学通信教育課程の日本画専攻に在籍しております。

さて、今回はムサビの『通信生』が『アーティスト』になれるのか?という入学当初の自分自身でも疑問に思っていたトピックをまとめていきますので、お付き合いください。


まずは『アーティスト』ってなんぞや?という部分を考える必要があるかと思います。
この単語を辞書で調べると…

[「artist」とは、芸術家や美術家を指す言葉である。絵画、彫刻、音楽、演劇など、さまざまな芸術分野で活動する人物を指すことが多い。また、クリエイティブな才能を持ち、独自の表現方法で作品を創造する人物も「artist」と呼ばれることがある。]

と書かれている。(出典: https://www.weblio.jp)これに則れば、ムサビ通信生はアーティストになれるだろうと言い切ることができます。ムサビ通信で履修することができる美術の表現を学べば、絵画を描くこともできるようになるし、音楽や演劇は実演することはなくても学術的なものとして教科が用意されています。

何らかの作品を制作して、それをグループ展や個展で販売して収益を得たり、公募展に出品して評価を得ていくことで作家として知名度を上げていくなど、アプローチの仕方は様々あるでしょう。

早々に結論が出てしまいましたが、ムサビ通信生は辞書に定義されているようなアーティストを目指すことができます。
目指すことはできても、どのように目指せばいいのか?という疑問に直接答えてくれる授業はありません。たまに授業中に「ムサビ通信の卒業生で活躍している人もいますよ」という話があったくらいで、どのようなノウハウで。。。という話は教授に直接聞いたり、生徒の中にそのような質問に答えられるような人がいないかを探したりする他ありません。コマーシャルギャラリーに自分から売り込みに行ったり、SNSで発信をして行ったり自分に合っている方法を探していくしかないし、行動しなければ何も始まらないことは確かです。

さて、余談というか追加項目というか、「行動」という部分から、それをするためには作品自体が存在しなければなりません。それが画像データが作品ですということなら恐らく広いスペースは必要ないのかもしれません。ですが小さいならまだしも大きな絵画作品・立体作品を制作していくつもりならそのためのスペースを個人的に用意しなければならない問題もあります。通信教育の場合は初めから学校内にアトリエが用意されていないので自宅か自宅以外かに、アトリエスペースを用意する必要があります。なので通学生が卒業後にアトリエ問題に直面する話は少なからず聞きますが、その問題は通信生は大きく悩みことはないように思います。ただ私の場合をお話しすると自宅のスペースだけではキャンバスサイズ50号以上になると手狭になってしまったので別にアトリエスペースを借りるに至りました。

さてさて、では今回のまとめです。
ムサビ通信生はアーティストになれるのか?という問いに対してその答えはYESですす。アーティストの定義を深掘りはしませんでしたので、辞典に記載されているアーティストというものの定義に沿った存在として考えた場合のお話しでした。
もちろん、ムサビ通信に入学する目的が必ずしもアーティスト、作家として活動していくための土台づくりというのではありません。美術教師の免許を取るためや学芸員資格を取るためという人はたくさんいらっしゃいます。単純に美術を学んでみたいんだという心持ちに方もいますし、ムサビ通信に入学するのに立派な目標がなければならないということはないはずです。

今回は「知っているよそんなこと」と突っ込まれそうな内容でお送りしてしまった感は否めませんが、ご容赦くださいませ。。。では、次回の記事更新をお待ちください!

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