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大学生から始められる資産運用!初めての投資方法や銘柄選びを解説

昨今、投資のハードルが下がってきており、現役世代はもちろん20代や学生でも始められる方がいます。

とはいえ大きな金額を投資することはできないし、リスクも減らしたいと考えられていると思いますので、
そういった学生さんや20代の方向けに具体的な投資について解説していきたいと思います。

結論としては2024年からスタートする新NISAを活用して少額から投資して、
実際にお金の変動を日々見ながら勉強していくことが良いでしょう。

※今回は「投資とは〜」みたいな概念や概要は省略してあります。
※必ずしもお金が増えるということではありません。投資は必ず自己責任の上で行いましょう。


毎月一定額を積み立てるドルコスト平均法でリスクを減らす

投資の世界でのリスクとは株価の変動の振れ幅のことを言います。

100万円を投資して翌朝50万になっていた!というのは振れ幅が大きいのでリスクが高いと言います。

逆に100万円が翌朝99万9998円になっていた!というケースは振れ幅が小さいのでリスクは低いとなります。

一括で投資するのではなく毎月決まった額を投資し続けることをドルコスト平均法と言います。

詳しくはこちらで解説しておりますので確認してみてください。
〜低リスクの投資でお金を育てる方法〜

※一括投資のメリットもあります。現在米国の長期金利が高く且つ円の価値が下がっている状況では、
まとまった円を米ドルに変えて金利の高いところで米ドルを増やしていく方法もございますが今回は省略します。

他に個別株を購入するということも可能ですが、現時点では投資信託をお勧めします。
投資信託といっても、

・日本株
・日本国債
・外国株式(世界株式)
・米国株式
・外国債券
・先進国株式
・REIT(不動産)
上記を混ぜたバランス型など

このようにたくさんの種類があります。

まずはリスクの少なく新NISAで購入できる投資信託から選んでみると良いでしょう。

インデックスファンド と アクティブファンド

投資信託は大きく分けて、インデックスファンドとアクティブファンドに分けられます。

一言で言ってしまうと、

インデックスファンドは安定的に資産を増やしたい。
アクティブファンドはリスクを取ってでもインデックスファンドより増やしたい。

と言ったところでしょうか。

これだけでは説明が足りなすぎるのでもう少し解説します。


<インデックスファンド>

日本株式でいうと、日経平均株価やTOPIXをベンチマークして連動するようなファンド
外国株式でいうと、NYダウ・S&P500・MSCIコクサイをベンチマークして連動したファンド

となります。

日経平均株価・・・日本経済新聞社が上場銘柄から選定した225銘柄から   
          構成される平均株価のことを言います
TOPIX・・・日本の株式市場の値動きの指標。
NYダウ・・・ダウ・ジョーンズ工業株価の平均のことをいいアメリカ各業
         種の代表的な30銘柄により構成されています。
S&P500・・・ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している500銘
        柄を時価総額で加重平均した指数化したもの。

簡単に言ってしまうと上場企業や時価総額の高い企業から選定された銘柄の平均株価をベンチマークしているので、
よくわらかない企業ではなく、日々商品やサービスを使っていて日本中・世界中で有名な企業が揃っているので安心感もあり
且つ、変動が大きくなりにくい(リスクが少ない)のがインデックスファンドになります。

<アクティブファンド>

基本的には日経平均やNYダウなどを基準(ベンチマーク)にするのですが、インデックスファンドを上回るリターンを目指す投資信託です。

特に優良だと思われる企業の割合を増やしたり、日経平均やNYダウに入っていない銘柄を加えたり、ファンドマネージャーが探し運用します。
デメリットとして、必ずしもインデックスファンドを上回るわけではない点と専門家が入ることで手数料が高くなる傾向があります。

投資信託の選び方

今のところ外国株式(全世界株式)のインデックスファンドが優位かと思います。(運用の成果やリスクを踏まえて)

下記はSBI証券の投資信託ランキングトップ10の銘柄です。(2023年11月6日時点)

SBI証券HPより

見ていただいてお分かりのように「全世界株式」「米国株式」「インデックスファンド」「S&P500」といった言葉が並んでますよね。

トータルリターンの高さもありますが「信託報酬」の安さが上位に入る要因です。

信託報酬とは、投資信託を管理運用していくための経費として投資家が支払い続けるもので、純資産総額から〇〇%というように毎日引かれていくものになります。

アクティブファンドのようなファンドマネージャーなど人の手が介入するファンドよりインデックスファンドの方が信託報酬が低くなっている傾向です。

信託報酬は成果に関わらず差し引かれる手数料となりますので極力低いファンドを選ぶことが重要です。

1位:三菱UFJ-eMAXIS Slim全世界株式 信託報酬 0.05775%以内
2位:SBI-SBI.V.S&P500インデックスファンド 信託報酬 0.0938%程

SBI証券HP

全世界株式とS&P500に対して投資をしているので内容は異なるのですが、さほど大きな差ではないでしょう。
※全世界株式の上位10位は全て米国企業です。2023年11月6日時点

それであれば信託報酬は低い方が増えるお金(運用益)は大きくなります。

気になった銘柄をクリックしていただければ信託報酬の記載はありますので必ずチェックしてください。

ちなみに、私が個人的に購入したことのあるアクティブファンドでキャピタル世界株式ファンドという銘柄があります。
この信託報酬は1.701%程です。

いかにインデックスファンドの信託報酬が低いかがわかりますね。

目論見書を必ず確認しましょう

SBI証券で特定の銘柄を選んだら(クリックしたら)画面右上に「目論見書」があります。

この銘柄がどういった運用をしているのか、具体的にどこに投資をしている投資信託なのかが記載されています。

最初はよくわからないかもしれませんが、さらっとでも目を通してるだけでも投資する判断材料になるかと思います。


新NISAについて

新NISAにつきましては〜新NISA抑えるべきポイント〜で説明させていただいておりますのでこちらで確認してください。

新NISAが始まる2024年。最初の目標は上限である1800万円の枠を埋めることですね。

番外編

『収入の10%をインデックスファンドに投資する』
「バビロン大富豪の教え」著:ジョージ・S・クレイソンにも記載がありますが、
社会人になり収入を得るようになったらまずは10%をインデックスファンドに投資することを考えましょう。

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こうすることで将来のお金の不安は大きく解消されるかと思います。

さらにその上で10代20代は自分への投資もすることもお勧めします。

読書・勉強会への参加・健康・海外旅行や留学など

若いうちにしかできない経験をたくさん積まれることで30代40代以降の糧になります。その経験や知識が収入アップにもなる可能性も大いにあります。

ぜひ色々な勉強や体験をされて「稼ぐ力」「増やす力」を上げていきましょう。

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