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先人の試行錯誤

おはようございます!シンガーソングライターの前田和亮です。
毎週月曜日にnoteを更新しています。

YouTubeで毎日やっている前田和亮のちょいラジでも話したんですが、イエスタデイという映画を見てから、改めてThe Beatlesの音楽を聴いています。

ミュージシャンのルーツとしてThe Beatlesを通ってきたと言えるほど知っているわけではないですが、それでも知っている曲がたくさんあるとういうことにThe Beatlesの凄さを実感しています。

イヤホンをしながらThe Beatlesの曲たちを聴いていると、不思議な聴こえ方をする曲がありました。

歌が右からしか聴こえない。。。
楽器の音が全部左から聴こえる。。。

これはあえてこうしているんだろうか。どんな意図があってこういう風に聴こえているのか。
気になったので調べてみました。


今自分たちの音楽の聴き方ってステレオが当たり前だと思うんですけど、当時の主流はモノラルで、一部の富裕層やマニアの中でしかステレオの音源は聴かれていなかったそうです。

なので音源として完成させるときに力を入れていたのはモノラルでどんな風に聴こえるのかということだったみたいです。

ステレオの音源はおまけみたいな感じで、実際The Beatlesもステレオのミックスには関わっていなかったということも書いてありました。


今当たり前のように聴いているステレオ音源。
ボーカル、ドラム、ベースなんかが真ん中で鳴っていて、ピアノやギターなんかは左右から鳴っていて。
そういう音の配置が定番になっていると思います。

でも当時はまだそういう「定番」が存在していなくて、手探りで作り上げていたんだと思うと、そういう不思議な聴こえ方の曲たちもさらに違って聴こえてくるように思います。
そして、初期の曲から年月が経つにつれてだんだんと「定番」の聴こえ方に近づいていっているのがまたおもしろいなと思います。

定番ではあるけど、正解はない。とも思うので、そういう不思議な聴こえ方も1周回ってなんかかっこよく聴こえてしまうような気もします。笑


こういう話はThe Beatles好きな人の中ではきっと当たり前の話だと思いますし、僕がnoteで語るような話でもないとは思うんですが、映画をきっかけに改めて聴いてみて、不思議に思ったことを調べてみて知った発見。

そのプロセスって大事にしたほうがいいよなって思って今回の記事にしています。

あれ?って思ったことをそのまま流してしまうことは簡単ですし、時間がないって言って流してしまいがちだと思います。
でも、そのひっかかりの中により楽しくなる要素が隠れているのかもしれませんよね!

今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
また来週の月曜日に更新します!

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