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day3:高松~美浜

前田です。今日もよろしくお願いします。


前日、高松までしか来れなかった反省を生かし、
今日は「漕ぎまくる」と意気揚々と出発。

※前日までの様子はこちら


徳島(73km)は通過点にすぎない。最低100kmいくのだ。

英気を養うべく(単純に腹減っただけ)、朝うどん。

釜玉うどん(中)を頼みます。

ちょいちょい。なんて量だ。二郎か。

そうか。気づいた。

これはまさに。

うどん県の洗礼。。。

頭に浮かぶ、要潤のこれ。

もはや「うどん県へようこそ」が怖い。

大ってのもあったが、どんな量なんだろ。。
なんとか全部平らげて、発進。

幹線道路だけをひたすら距離稼ぐのだとなんかつまらなくて
(すぐそう思ってしまうのは人生でも一緒。。)
脇道にそれる道を途中で選びます。

※以後、とんでもない道にどんどん進んでいくこととなります。

もはやどこ?

どっちがどっちかすら分からん。常にgoogle mapで確認しつつなので、
距離を稼ぐにはきわめて非効率。

なんとかさぬき市には入れた!

12.(香川県)さぬき市

大晦日なので、お墓参りしている家族連れの方が多く見受けた。
ほほえましい。きわめて。

とってもほのぼのとしたサイクリングを味わえた。
やっぱり幹線道路の魅力も捨てがたいし、両方とも大事ってことですね。

さて、徳島まで45km。

距離を稼ぎにいきます。

13.(香川県)東かがわ市

お。さいたま市的な?
東香川市ではダメだったのだろうか。
やわらかいイメージをつけることで何を狙ったのか。


・・やわらかいイメージか。まあいいやw

ということでひたすら漕ぎまして、香川県は以上でした。

本当にお世話になりました。主にうどんの洗礼。

そして!!

第3の使徒。徳島県!

14.(徳島県)鳴門市

ナルト!鯛も有名みたい。

しばらく漕ぐと、僕は信じられないものを目撃した。。。


それは



新・・だと。。。全然新しくなさそうだが。

即座にいろんな問いたちが錯綜する。

Q:新ラーメンショップはラーメンショップ(うまい)とは違うのか?
※day2をご覧ください。
Q:ネギマヨってなんだ。ネギマヨって。ラーメンだぞ?

Q:うまい、はどうした、うまいは。
※day2をご覧ください

そして恐る恐る入店しましたが、見た目からは想像つかないくらいの
満員御礼で、入れませんでした。。
せっかくネギマヨの壁を越えたのに。
一線を越えようと思いましたが、越えれませんでした。

最近ラーメンばかりだから、控えろってことですね。
いかに一日中漕いでるからって、よくないっすね。

しばらく漕ぐと、こんなところが。

魚の新鮮さが際立ってそう。

そして謎施設が近くに。おそらく漁業用なんだが謎。

疲れたので調べませんw

あとここ。人だかりが凄まじい。
この周辺全然人がいないのに、尋常じゃない人の数。

ここ!

いつか行こう。ここに並んでいたら日が暮れるのだ。
今日は走るのだ。最低100km。

そして「道の駅くるくるなると」
ネーミング最高。

そして遅めのランチ!

人気No.1のとろとろ丼。

そして道の駅の中で僕のために用意してくれてた(都合よく脳内変換)、
貸し切りコンセントつき遮蔽休憩スペースがこちら。2F。
最高です。最高です。もう一度。最高です。
1時間ほど、ここで充電できました。
満タンとはいかなかったが、80%ほど貯めることができた。
そして今日の目的地を「美波町」に定め、宿もとることができました。
(これがあとで悲劇を招きます。。)

マイスペシャル休憩スペース(都合よく脳内変換)

15.(徳島県)徳島市

そして徳島市入り。

吉野川は広大すぎ。川じゃない。もはや。

養殖?してるか?川でしょ?

四国は全般的に川の水量が少ないとこが多くて、
だからため池とか多いのかなって思ってましたが、
吉野川は断トツに水が多かった。
あとで理由しらべてみよう。

そしてここからひたすら漕ぎまくってたので、写真はありません。

16.(徳島県)阿南市 


どんどん漕いで山の中へ。今日は美波を目指すんだい。

すると。

ん?バッテリーが思った以上に早くきれたぞ。。?

登坂が多かったからかー。。。

そして先は闇。。フロントの照明まで消えたら死ぬぞ、これ。

電気自転車は電気切れると漕ぐのめっちゃ重くなる&既に太ももパンパンで力が入らん。。

これはやばい。
久々に追い込まれている。(うそ、今年は何度も追い込まれましたw)

すぐ情報収集だ。

今いる場所はわかったが。これからの標高はどれくらいだろう?

茶がきついほど標高が高いってことね。

今後は?

・・・・・・。。。。

まじかい。

早速電池なしで漕ごうとしたが、
坂のきつさ×太もものパンパンさ=歩き決定
です。

しかもいつ消えるかわからない照明。


しばらく歩くが埒があかない。
必死に息が途絶えた銀兎馬を押しながら、
山を歩く。

次は俺が銀兎馬を助ける番だ。


なぞの気概もすぐ吹き飛ぶ、
山の闇の恐怖。

車が全然通らない。

向こう前後10km山。
完全にハマった。

さすが大晦日の夜に引きが強い。

80%だけとせず、満タンまで充電すればよかった。
マイスペシャルなんとかで。。

美波ではなく手前の阿南に予約すればよかった。
距離を稼ごうと躍起になりすぎていた。
標高獲得とかちゃんとみておけばあらかじめ
予知できるリスクだった。

などなど、いろんな反省が頭をよぎるが、
求められることは
「ただ歩くこと」

ひょっとしたら山の中で年を越すのか?

この際それは許容。

最も怖いのは



こいつが出たらアウトだ。
即アウト。
為す術が何もない。


どうか熊だけは。熊だけは。


真っ暗&無音の中、粛々と歩く。

時間にして1時間にも2時間にも感じた。。


17.(徳島県)美波町


泣。。。最高地点にこの標識。
箱根自転車で20歳のときに超えた時と全く同じ気分。

そして、山をえいやと下る。下る。

銀兎馬ありがとう。
君がいなければ、このくだり道すら、歩きだった。
位置エネルギー変換の天才

助かった。

降りたら、こんな光景が

極楽にきたんだろうか、と錯覚する。

宿はここ。

安らぎ満点。

ここのバーにきていた、地元の方と一緒に2時間ほどワイワイ話す。
本当に癒された。

2022年はここで年越しました。

ふとんと毛布があるのは本当に幸せ。

day3おしまい。