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FOOTWORK vol.1「アウトドア×教育」連載01『考えない子どもたち』
考えない子どもたち
小・中学生を塾で教え始めてから、大学時代のアルバイトから数えれば、かれこれ15年が経った。
はじめは時給がいいと思って始めたが、実のところ、時間外労働が長くて、時間給にすると800円程度でしかなかった。
だが、不満に思いつつも続けられたのは、普通の仕事に比べていいことをしているような気分になれるからかもしれない。
広告やメディア関係に就職を志した時期もあったが、教育畑の方が性に合っていると思い、就職を踏みとどまった。企業の塾講師を7年続けた後、僕は本当に国語ができるようになる指導方法を知りたくて、さまざまな企業、学校の教育者のもとを訪れた。みんなそれぞれ巧みな指導で子供を惹きつけていた。
最後に訪れた教育者が松永さんだった。それから彼が主宰するV-net教育相談事務所で働かせてもらうことになった。松永さんのもとで働こうと思ったのは、ただ教えるだけでなく、どこかに「遊び心がある」と思ったからだった。
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