アラフォー先生が考える「はたらく」

はたらくって何だろう?

「はたらくってどういうことですか?」と生徒に問われたら

昔は「生活のためのお金をもらう」
ちょっと前は「自分の得意なことをして社会に貢献すること」

今は「課題を発見して、色々と試して、楽しむこと」


1、仕事が楽しめない理由は「退屈」と「不安」

きみは、この二つは、同時には生じないと思うだろう。だけど、違う。人々は、したくもない仕事をし、同時にそれを失うことを恐れているんだ
かつての社員は、責任が重くなればその分、報酬も増えた。しかし近ごろでは、ますます多くのものが要求されるのに、給料は上がらなくなっているのである。

教員を10年以上やってきた私には、とてもわかる言葉でした。
「数学が好きな生徒を育てたい」と思い、教員になったものの教科指導に割く時間は部活より生徒指導より書類作成より少ないというのが現実です。

イマイチしたくない仕事をしなくてはならなく、本当にしたいと思っていることができない、もしくは「何がしたいんだっけ」となってしまうような気がします。

2、楽しむことが最高

仕事上、「努力は大事なんだ」と言いつつも、「本当は努力では足りない」とも思っています。努力は「本当は違うことをしたいけど、コツコツやり続けるんだ」というイメージではありませんか?本当は努力しなくても一生懸命やることを見つけてやることがいいんですよ。

「でも、そんなの見つからない、わからない」
ってなるじゃないですか。

そのためにどうするか

「昨日とは違う自分になる」ために
「遊び感覚で色々やってみて成り行きを見守る」

私は、以前まで「目標をしっかり立て、それに向けて初心一貫の如く、ブレずにやり続けて成果を出す」ことが正しいと思っていました。しかし、それをやり続けるのはつまらないし、これでいいのかと思うこともたくさんありました。そして「こっちの方がいいのでは」と逸れていったり、最初の方法をやめてしまったりとした時に「なんて優柔不断なんだ」と自己嫌悪に陥っていました。

しかし、昨年「コーチング」を受け、自分を変える大きなきっかけを掴みました。コーチングでも「理想の自分」を目標に頑張ってきましたが、最初の計画とは大きくずれていました。やろうと思った項目がなくなったり、増えたりと色々な変化を起こして1年間が過ぎましたが、とても充実した1年間でした。

「試してみることに失敗はない」
「人は変えることは嫌いだけど、試すことは好き」

3、先生や親が仕事をつまらなそうにしてはいけない

2世代で芸能人をやっている方の話で、「苦労するから芸能界に入ってほしくない」という話をよく聞きます。それでも子供が芸能界入りする。ちょっと前までは「やっぱり才能なんだろうな」と考えていました。
今なら「親は仕事を楽しそうにやってたのだろうな」と感じます。
子を持つ親なら、子供が同じ職を選んでくれるのは自分が仕事を楽しめていたかの目安になるのではないでしょうか。

家で仕事の愚痴ばかり言っている職に就きたいと思うのか。
辛そうに働いている親を見たら「社会に出たくない」と思うのではないか。
つまらなそうにしている先生をみて、「勉強すると楽しくなる」と思うか。
慌ただしい先生をみて、「自分も先生になりたい」と思うか。

子どものころ、両親が熱狂的なほど熱くなるのを見た課外活動といえば、スポーツくらいなものだ。やがて子どもは、自分はプロのスポーツ選手にはなれそうにないと気づき、心にぽっかりと穴があく。大人になるまで決して埋まることのない大きな穴がね

4、まとめ

はたらくとは、自分のしたいことを試して楽しむこと

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