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全中に思うこと
全日本中学校体育連盟(中体連)が、全国中学校体育大会(全中)で実施されている20競技のうち、9競技を取りやめると発表したのだ。対象となるのは、水泳、ハンドボール、体操、新体操、ソフトボール男子、相撲、スキー、スケート、アイスホッケーで、スキーは2030年度から、それ以外は2027年度から実施されなくなる。
中体連は「少子化の進行が深刻になり、中学生の数が減少し続けること、大会運営に多大な尽力をいただいている教員の負担軽減など、改革を進めなければ、全中大会を開催し続けていくことが難しい状況になっている」と説明。これに対し、日本水泳連盟が「全中は高校進学に当たってのキャリア形成において重要な機会」「慎重な検討が必要」との見解を示すなど、対象となる競技団体は戸惑いを見せている。
部活動縮小のためには効果がある
部活動が過熱する原因は大会に勝つために練習時間や練習試合を行わうというところにある。そこをあきらめられるか。私自身、コロナ前は部活動をかなりやっていて休みがないほどに詰め込んでいた。それで勝てた年もあれば、勝つだろうと思っていたのに地区大会の2回戦であっさり負けたこともあった。
「あんなに苦しんで部活動をやったのに、2回戦負けか」
と思ったときにこのやり方では失うものが多いなとつくづく思った。
本当に競技力向上のためなのか
勤務校出身のオリンピックメダリストがいたことがある。在学時代も輝かしい成績だったのだろうと話を聞いたが、部活には所属せずクラブチームで頑張っていたようである。本当のトップ選手は結局クラブチームなんだなと。
運営に携わると見えてくるお金
私はバスケットボール競技に関わったことが多いが、毎年協会登録費を払っている。いつの間にかどんどん値上がりするのだが。顧問になりたての頃は「払うものだ」と思って払っていたが、中体連の大会に関わるとこの恩恵が競技部には見えてこない。中学部活動をなくすと、この協会費を払ってくれるチームも個人も激減するから中学部活をなくしたくない勢力があるのだろうなと予測できる。
全中は本当につらい
全中の運営にも駐車場にも携わったことがあるけど、本当に教員の仕事かは謎である。授業をせずに全中の準備をするとか意味わからなくないですか?さらには近隣中学校に回ってくるお手伝いの要請。駐車場係4日間(同じ人が好ましい)お弁当と大会シャツは支給される。
経済効果
大会をすることは経済効果なんだなとつくづく思ったことがある。ちょっと田舎の地区で地方大会をやったときはどこの宿も飲食店も大会期間中は関係者でいっぱいだった。
ただ私たちにはそんな恩恵はなく、むしろ記念品を買わないかと集金され、広告を集めてこいと言われる。
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