見出し画像

小学生全国大会 全柔連が廃止

本日の朝日新聞
指導者が6キロ減量強制・審判に罵声小学生全国大会 全柔連が廃止へ

反響が大きいようです。

文中より

「大人が、子どもの将来でなく、眼前の勝敗に拘泥する傾向にあった。見つめ直す契機にしてほしい」

小学生時代に消耗し、柔道を離れる子は少なくない。日本の柔道競技人口が04年の約20万人から、21年には12万人と半減したことと、過度な勝利至上主義は無関係ではないだろう。

心身の発達過程にある小、中学生に試合で勝つために過度な練習を課す傾向は、日本スポーツ界全体の課題とされる。その中で柔道界が一歩を踏み出した。

野球界も一歩踏み出せると良いですね。
子どもたちの将来のために、大人が環境を見つめ直す契機になるようにしていかなければなりませんね。

ボーイズリーグ群馬県支部では明日から始まる春季支部大会に1団体から2チームの出場を認める措置が取られます。
選手数の多いチームの子どもたちに出場機会を与えたいということからです。
ローカル大会限定ですが、群馬県支部長の英断で一歩踏み出すことができました。

15年前は全く相手にされない話でした。
部員数が多くなっていた当時から補欠やアルプススタンドで試合を眺める選手は中学期に必要ないと考えており、複数チーム出場を認めてもらえるよう支部にも掛け合いましたが、他支部の前例を基に兄弟チームを立ち上げて正式登録という形をとりました。

その逆で人数制限をして出場機会への配慮をしているチームもあります。

勝利至上主義で勝つことだけを考えていれば、成長過程に大きな差がある中学期では試合に出られる選手と出られない選手で分れてしまいます。
多くの選手を預かるチームの大人は子どもたちへの配慮が必要になり、そのことを各チームが真剣に考えてくれた結果の大会になったと思います。

千葉県では京葉ボーイズさんが3チームでチーム登録をされ、それぞれの公式戦に出場させています。
公式記録が残ることも子どもたちにとっては励みになると思います。

今回の大会が、選手の試合出場機会の大切さや必要性を感じる機会となったのであれば中途半端でその場しのぎの対策ではなく、選手の多いチームにはぜひ複数チームを登録してほしいと思います。
そして現時点で力が無いと判断されやすい成長の歩みが遅い選手たちにも目を向けてもらえるようになってほしいと思います。

正式な試合出場と公式記録も残るようにして、選手の成長を後押しするのも大人の役割ではないかと感じました。

野球をする子どもたちが減ってきていることは周知の事実です。
ではどうするのか…
前橋中央では野球継続率の向上が必要だと考えています。

相対年齢効果の影響を受けやすい高校期までは、そのことを子どもたちと保護者がしっかりと理解して、その子どもたちをお預かりする団体の大人たちはどのように育成することが望ましいかを学び続けることが求められます。
引き続き学び続ける団体運営が出来るように努めていこうと思います。

代表理事 春原

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?