【21-30位】第2回ROESGランキングの企業を調べてみた
企業の収益力を示すROEと、企業のESG課題への取組みの両面から企業を評価する指標「ROESG」の国内ランキング50位までの企業を調べています。
<今までの調べてみた結果>
今回は以下のランキング21-30社について調べてみました。
21位 積水ハウス
22位 大成建設
23位 資生堂
24位 安川電機
25位 コマツ
26位 村田製作所
27位 ライオン
28位 JT
29位 ディスコ
30位 TOTO
※29位ディスコはマテリアリティが見当たらなかったため“0”でカウント。
マテリアリティの種類
いつものように、各社のマテリアリティを「E:環境」、「S:社会」、「G:ガバナンス」に収益力として「B:経済(Business)」を独断と偏見で分類。
ランキングが下位に移行するごとに、「B:経済(Business)」をマテリアリティ=経営課題として特定している社数が減少。
「持続可能なこと = 収益を上げること」という意識が、ランキング上位の企業の方が高い傾向なのでしょうか?
マテリアリティの数
ランキング21-30位の企業の特徴は、テーマを設定しないこと。
具体的なマテリアリティが並べてあるがテーマがなかったり、ESGの3つのテーマでまとめてあったりする企業が多かった印象です。
そのため、上位企業よりもテーマ、マテリアリティの数ともに減少傾向でした。
一方で、「文化」というテーマを掲げた資生堂
事業を連想しやすいテーマを掲げたTOTO
などユニークな企業もありました!
(※個人的に、オリジナリティのある方が好み)
マテリアリティ・マトリックスについて
マテリアリティ・マトリックスを開示している企業数は、ランキング11-20位と同じく30%という割合でした。
ステークホルダーの多様化、外部性の変化のスピードなどを考慮すると、ダイナミックマテリアリティのような考え方の方が主流なのかもしれませんね。
しかもマテリアリティは時と共に変化する。それまで見過ごされてきた課題が環境や社会にとって重要だと分かったり、それがさらに企業価値と関係するようになったりする。このようにマテリアリティが動的に変化するという概念をダイナミックマテリアリティと呼んでいる。
https://www.esg.quick.co.jp/research/1152
次回は31-40位を紹介していきます!
どんな変化があるのか、ないのか楽しみです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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