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【31-40位】第2回ROESGランキングの企業を調べてみた

企業の収益力を示すROEと、企業のESG課題への取組みの両面から企業を評価する指標「ROESG」の国内ランキング50位までの企業を調べています。

<今までの調べてみた結果>

今回は31~40位の企業を調べた結果です。
31位 クボタ
32位 ユニ・チャーム
33位 パナソニック
34位 バンダイナムコホールディングス
35位 大林組
36位 NTT
37位 信越化学工業
38位 中外製薬
39位 サントリー食品インターナショナル
40位 日本電産

マテリアリティの種類

今回も、各社のマテリアリティを「E:環境」、「S:社会」、「G:ガバナンス」に収益力として「B:経済(Business)」を独断と偏見で分類。

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前回(21-30位)の時にも書きましたが、やはりランキング上位の企業の方が「B:経済(Business)」を経営の重点課題として捉えている傾向があるようです。

今回調べた31-40位の企業においては、「E:環境」が最も多く、「G:ガバナンス」が最も少ないグループでした。

マテリアリティの数

ランキング31-40位の企業は、特定したマテリアリティの1社あたりの平均数が最も少ないグループでした。

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各ランキンググループの1社あたりの平均マテリアリティ数は、下記の通りです。
1-10位 19.6
11-20位 17.6
21-30位 14.2

上位から下位に推移するに連れて、特定されたマテリアリティの数は減少傾向のようです。

マテリアリティが多い方が良いということではなく、上位グループはESGの他に「B:経済(Business)」に関するマテリアリティを多く採用している点が平均数に影響している可能性があります。

サントリー食品インターナショナルでは、重要課題=SDGsとなっており、ユニークなマテリアリティだと感じました。

マテリアリティ・マトリックスについて

マテリアリティ・マトリックスを開示している企業数は60%、調査開始以来の多数派となりました。

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NTTは4つもマトリックスがありました!(カウントは1です)

次回の41-50位で、いったん国内のROESGランキング企業の調査は終わりです。その次からは、海外のマテリアリティにも目を向けていきたいと考えています。

引き続き、宜しくお願いいたします。

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