失われた九日間
おかしい。どう考えても、腑に落ちない。
年末年始のお休みをたっぷりともらって、1月6日から仕事始め。なのだけれど。
「あー、もう長く休んで会社に行きたくないよ~」というような感覚があまりない。1月6日は週末をお休みして次の月曜日という感じ。
もっとも、12月中はウイルス性胃腸炎になって寝込んでいたこともあるので、28日から31日までは無かったものとして。それでも1月1・2・3日はお休みだ。
あっという間に九日間は過ぎてしまった。けれど、休んだ気にならない理由はいくつか思い当たる。
それは、12月に仕事が納まっていないから。形式的な仕事納めはあった。けれど、ほとんどの仕事が2019年から2020年にかけておこなっているもの。ひとつとして「ああ、年内に終わってよかった。これで年が越せるよ~」みたいなものがなかった。むしろ、スケジュールとしては押していて、ぎりぎりだ。九日も休んでていいのだろうか? と思いながら年末を過ごした。すごく簡単な仕事だけど、自宅に持ったものもある。
結局九日間休みがあったけれど、心の底から休んだとは言えない。メールチェックも細かくしていたし。通勤がない分、体を休められたとは思うけれど、心は休んでいなかった。
精神的にはよろしくない年越しだったのか、と仕事始めの日に思う。
ただ、仕事についてぼんやりと考えていたおかげ(?)で、「あー仕事行きたくなーい」みたいな感覚にならずに済んでいることだけがメリットだろうか。
ただ、仕事が嫌いなわけじゃないけれど、仕事に対する向き合い方は今年は少し考えていかなきゃいけないかなと思っている。ギリギリまで無理をして、休日に動けないことも多いし、ネコも歳を取り始めている。自分の暮らしを見直す必要がそろそろ出てきていると痛感することも多い。
失われた九日間を探す旅が、始まろうとしている。
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