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ひょっこりはんと、漬物石と、ぐんにゃりとしたねこ。

新年早々、どうにもならない悩みごとがおおくて困っている。

自分自身の悩みなら、腹をくくるか、あきらめるか、お金で何とかなるならお金を用立てるか……など、対処の方法を探ればいいのだけれど。

自分のことではなく、もう打つ手立てもなさそうで、ただその時が来るのを待つだけ、というのはもうどうしようもない。

ただ、見守るしかない。

心配事がずっとこころの中に潜んでいて、ふとした瞬間に顔をだしてくる。まるでひょっこりはんみたいに。「またひょっこりはんが、顔を出したのか」とやり過ごせているうちは、まだ大丈夫なのかもしれない。

こころのなかにおもりが、ずっしりとのしかかっているような気もする。

この「おもり」が漬物石みたいなものならば、こころがギュッと押しつぶされて、水分がじわりじわりと出ていって、ひからびてしまうのかもしれないけれど。

同じ重さのネコならば、ずっしりみっしり重たいけれど、あたたかくて、なんなら一緒に眠っちゃおうよ、ということになるかもしれない。

どんな形のおもりを選ぶかは、自分次第ということかもしれない。

ふー、やれやれ。

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