2ヶ月くらいは、ガマンしなくちゃ。
「5月初旬まで、どうやら行けないみたい」「えっ。マジで。うちにとっては死活問題じゃん」
昨今の自粛などの話ではない。我が家は子供もおらず、リモートワークができるような職種でもないため、これまでとほとんど変わらない暮らしを続けている。引きこもりがデフォルトのため、びっくりするほど通常運転だ。
ただ単に、近所のコンビニが改装のため一時的に閉店するはなしだ。
ただ、2月の終わりごろにこの話を聞いたとき、結構ショックだった。
コンビニがこの1件しかないわけでもない。自宅から駅に向かうまでの間に、3件もある。つい最近までは4件あったが、1件はオープンして一年足らずで閉店した。
少し離れた場所まで行けばスーパーだってある。何も、このコンビニがなければ生活できないわけでもない。しかし、我が家にとって、このコンビニにかなり助けられていたのも事実だ。
例えば、夫が夜勤のとき。一人分の夕飯をどうしても作りたくなくって、適当に夕飯を買いに行ったり。どうしてもビールを飲まなきゃやってられないほど、むしゃくしゃしているときに買いに行ったり。熱が出てるからポカリ買いに行くわと、ひとっ走り買い求めたり。
最近だと、プリンターが壊れてしまい、買い換えるのも悩んでいたときにプリントサービスに助けてもらった。メルカリで出品したときも、迅速な発送作業に一役買ってもらっている。売れた後にずっと自宅に置くのは気になって仕方がない。
自己管理がなっていないと言われそうだけれど、生理用品のストックが家にないことに気がついたときも、切羽詰まった状態で買いに走った。
いつでもそこにあるお店として、とても重宝していた。おそらく、近隣の人たちもそうだろう。9年前に引っ越してきたときにあった小さなスーパーは、いつの間にか閉店してしまった。「ちょっとしたものを買いに行きたい」と思ったとき、求める人が多いのか生花・仏花や野菜・果物なんかもしっかりとした棚が設けられていた。
そのコンビニが、3月2日から改装のために閉店する。期間は約2ヶ月。気にしていなければあっという間だろうけど、意識してしまうと結構長い期間でもある。
あまりにも近所にあって、便利なコンビニに頼りすぎていたことも認めざるを得ない。ただ、身近にあって便利なものは、いつの間にか「当たり前にあるもの」としてしまうのは、どうしようもない。
ただ、それが当たり前ではないんだと、どこかで理解しながら利用しておいた方がいいのだろう。なくなったときに「あり得ない」と批判してしまうのは、やっぱりどこか違う。
とはいえ、2ヶ月後にはリニューアル開店するのだから、それほど大袈裟な出来事じゃない。昨今の自粛を考えればコンビニの利用を自粛するくらい、大したことじゃない。ただ、少しのあいだ、お気に入りの店員さんに会えないのがちょっとさみしい。
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