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台風の目の中で

緊急事態宣言発令中のなか、40代に突入した。

なんというか「惑わずなんて言わせるもんか、一筋縄ではいかないからね」と、どこからともなく言われているようだ。

一筋縄ではいかないこの状況下で40代になったことを少しワクワクしている自分もいる。どこからともなく不謹慎だとか聞こえてきそうだけれど。

幼いころ、台風が近づいているニュースを見ると不安もあったけれど、どこかワクワクしている自分もいた。大きな被害をもたらすかもしれないし、もしかしたら自分の家が吹き飛ばされてしまうかもしれない。それでも、どこか日常にはない張り詰めた空気に高揚していた。大雪が降る地域でもなかったので、「明日は雪が積もるかもしれないので、警戒しましょう」という天気予報にもわくわくした。

今感じている、わくわくしている状況は、おそらくこれに近いだろう。

なんというか、今は台風が目の中にいる状態が近いように思う。台風は一応進む方向の予測されている。今後の予報やら、暴風域の円を描いた天気図を何度も見る。「台風が上陸する」という定義は今ひとつわかっていないので検索してみた。

台風の上陸とは台風の中心が北海道、本州、九州、四国の海岸に達した場合を言います。
(沖縄は台風の上陸とは言わず、通過と言う。)
台風の接近とは半径300km以内に入る事を言います。
一般的に台風は上陸すると勢力が弱くなる事が多いですが、台風の進行速度が速いと勢力をあまり弱める事なく、接近・通過する事があるので注意が必要です。(お天気.comより参照 https://hp.otenki.com/2272/

上陸と聞くと、いったん休憩してるというイメージだったけれどちょっと違っていた。

40代は台風の目の中にある状態。ちょっと動けば暴風雨。

備えをしっかりして、自分の力で乗り越えられることもある。例えばちょっとの停電に対応できるように懐中電灯を備えておくとか。でも、鉄塔がまるごと倒れちゃうともうどうしようもない。電気の復旧を待つしかない。

自分の想像を超えて、良いことも悪いこともあるだろう。台風のあとのすごく晴れた空をみてスッキリすることもあれば、庭に枯れ葉が溜まっていてゴミ袋いっぱいに掃除しなきゃいけない。その両方があるし、それだけでは収まらないことの方が多いだろう。

何にしても、自分の判断でやっていかなきゃいけないことが増えるのは間違いない。そういう意味では惑ってばかりではいられない。かといって、バシッと腹をくくれないこともあるだろうしなあ。


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