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【観劇レポ】プラネタリウムに行って死にたくないと思った。

コニカミノルタプラネタリア TOKYO

「To the GRAND UNIVERSE 大宇宙へ music by 久石譲」

数十年ぶりにプラネタリウムに行ってきました。おそらく人生2回目。
プラネタリウムという言葉は身近だったのに意外と行っていないものなのだなとびっくり。せっかく行くと決めたので少しいいシートを予約しました。

それがこちらの【銀河シート】

“きらめく銀河につつまれる新体験を”というコンセプトのシートです。
ファブリックも銀河をイメージするおしゃれなもので柔らかすぎないクッションの上に靴を脱いで寝そべります。普通のリクライニングシートに比べて何がよいかって足が地面についていないのでプラネタリウム上映中の体感の自由度が違います。
(カップル用の2人シートもあるのですが2人で行ったとしても私は一人ずつシートにしたい。ひがみじゃありません。念のため)

今回のプログラムは「To the GRAND UNIVERSE 大宇宙へ」ということで宇宙で見た星空や地球の姿が映し出されていたのですが、それに対して銀河シートで地面から自由になっていたことで不思議な浮遊感を感じることになりました。シートに寝そべっていたのに銀河に投げ出されたような不思議な体感。投影機の影を目の端に認めていなかったら不安になっていたかもしれない。

さて、”死にたくない”と思ったことについて書きます。

作曲が久石譲ということに惹かれて内容について詳細に調べることなく参加したのですが、今回のプログラム「To the GRAND UNIVERSE 大宇宙へ music by 久石譲」は宇宙飛行士が体験した本当の宇宙というコンセプトで宇宙船に乗って宇宙に行くところから地球に戻ってくるまでのストーリーだったので星空のほか、宇宙から見た地球やほかの惑星系までいろいろなものを見ることができました。

すごいのは実際に宇宙船に乗ってるかのような視界と音。あまりの臨場感にすっかり入り込んで感じたこと。宇宙船の外は当然宇宙です。真空。わずかの穴が開いただけで生命に必要な空気は失われます。ありきたりな言い方ですが、広大な宇宙に対して人間のちっぽけではかないことといったら。。。1ミリの穴でも死に至ることをヒリヒリと感じた瞬間でした。

地球に戻るときの大気圏突入の瞬間なんて、宇宙船の窓の傷すら気になってしまって。割れるんじゃないか、どうなのか、なんてハラハラしていました。(もちろん映像)
中学生の頃は宇宙飛行士になりたいとNASAのキャンプにまで参加していたのに、ちょっとこれはもう無理ですね。死と隣り合わせのヒリヒリ感に音のない光のないあまりの強大な宇宙の存在に耐えられないと思いました。

一体プラネタリウムで何を見ているんだか(笑。
次は一般的な星空を眺めるプログラムを見に行ってみよう。もちろん銀河シートで。

そうそう、まわりはカップルが多いのでひとりで行く場合は開始時間までは気を強く持つことが大切です(笑。始まってしまえば壮大な光景にまったく気にならなくなりますが。

ちなみにもう一つのシアターがあり、そちらは飲食可能とのことでお酒を飲みながらプラネタリウム体験なんてことができるようです。小さいころに行ったプラネタリウムとはまた全然変わってきているんだな。


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