週刊:浮草日記スタートによせて
一旦ここで,この書き物を始めた理由について書いていこうと思う.
端的に言うと,これは僕なりの闘いなのである.
まず僕が何者かというと,少しだけ頭の中が賑やかないわゆる理系の会社員である.
きっかけは,
「理系に求められるのは専門知識だが,文系に求められるのはコミュニケーション能力だ」
という内容の,とある先輩の一言だった.
なぜだかは知らないが,この国では”文系”,”理系”に対して大雑把な区別を行いたがる節があるように感じている.
数字を使って何かやるのが理系,そうじゃないのが文系といった具合である.
たしかに,表面的は区別をすればそういう見方もできるが,僕は両者の間に大きな差はないと考えている.
仮に,”りんごが落ちる”という”現象”について述べる時,
・りんごにかかっている力やエネルギーを文字に置き換え,数式という形で表現する
・なぜりんごが落ちることを認知できたのか考察し,文章という形で表現する
という方法が例として挙げられる.
考えのアプローチ・見える形としては違いがあるが,しようとしていることは”世界を知る・考察する”という点では共通しているし,
考察の過程で先人の発見を参考にする点では全く違いはない.
くどくどとめんどくさいことを書き連ねているが,要は”文系” ”理系”のステレオタイプとして捉えられているのが気に食わないのである.
科学的である ということは数式を使い白衣を着て実験してどうこうということではなく,
不思議・疑問に対して”わかっていること”を調べ,それを参考として自分が捉えた”世界”を導き出すことではないか.
そこに文系も理系もないはずなのだ.
ここまではっきりと別たれているのは,ただ扱う側が”やりやすいから”というだけにすぎない.
しかし,この憤りをそのまま表現するのでは芸がない.
なので,自分なりに
”こんな見方でぼくは世界を捉えている”ということを発信しようと思った.
世界には色々な不思議がひしめいているし,ネットの発達で容易にそれらを見つけやすくなった.
世界は人の数だけある.
ここに掲載する記事が,読んでいただいたあなたの世界を広げるきっかけとなれば幸いである.
なんでもかんでも面白いこと見つけて,生きていきましょうよ.ねぇ.
ここまで読んでいただきありがとうございました. よろしければフォロー/投げ銭お願いいたします.