セルフイメージが低いなら、時給の3倍を人生の単価と思ってみたらどうでしょう？

1000円の代価を受け取るためには、
3倍の価値を提供しなければならない。

フリーランスの方からそんな話を聞いて、
起業するって大変なんだな、と思った。

3000円分の価値を提供しても、
相手の納得感は、1000円なのだと言う。

割に合わないじゃない？

あとの2000円分の価値は、どこに行く？
与えても受け取ってもらえないのかな？

逆に、常日頃の私が1000円で得ているものには、
3000円分の価値あるのだろうか？

1000円の価値があると思って購入したものには、
もれなくプラス2000円分の価値がある？

貰う立場なら？

時給1000円について考えてみよう。

私が時給1000円の仕事をするなら、
それに見合う働きをしようと思う。
少なくとも、1000円以上になるように。

けれど、1000円を代価を貰うということは、
実は、3000円分の働きをしているって事？

3000円分働いても、雇用側の認識では、
1000円程度の納得感なのかな？

なら、
貰っていない2000円分の価値って？

搾取されてる？
私の自己満足分？
会社の為になってない？

いやいや、そんなことより、
3000円分の価値に対して、
1000円が支払われるのであれば、
時給1000円で働くということは、
その3倍の価値を提供しうる人、になりませんか？

3倍働かなければならない。
なんてブラックな発想ではなくて、
3000円分の価値を提供できる私です。

時給1000円で雇われた私は、
1時間あたり3000円相当の私になります。

これは、労働の代価ではありません。
人生の単価です。

時給1000円で働く事によって、
私の人生には、3倍の値がつきます。

1日24時間は、72000円。
1ヶ月30日なら、2,160,000円。

命の値段だと思えば、
安すぎるにも程があります。

が、私がお伝えしたいのは、
人生の単価ではありません。

月216万円という
セルフイメージについてです。

今ある現実は、セルフイメージの反映。
そんな考え方があるらしい。

時給1000円。1日8時間。月20日。
労働としての代価は、月16万です。

が、時給1000円で働く私には、
1時間あたり3000円相当の価値あります。

時給1000円の私も、
人生の単価が3000円の私も、
どっちもリッチではありません。

が、月216万円の価値がある私
というセルフイメージなら？

自分で選択しているつもりの人生が
実はセルフイメージで、選ばされている。

そんな説に乗っかってみると、
時給1000円で働いているから
月16万を稼いでいるのではなくなります。

そもそものセルフイメージが
「月収16万が妥当な私」だから、
時給1000円のその仕事を選んでいる。
という事になるんです。

問題は、仕事や雇用条件や自分の能力などではなく、
セルフイメージが月収16万を妥当と思っていること。

16万以上の稼ぎを望みながらも、
セルフイメージに合わない選択を選ぼうとすると、
不安や恐怖で怖気づかせて、諦めざるを得なくなる。

潜在意識に刻まれたセルフイメージは、
そのくらい強力に作用するらしい。無自覚に。

逆に、月収20万以上稼ぐセルフイメージがあれば、
わざわざ望まなくても、
そういう選択や行動をしてゆくことになる。
オートマチックに。

つまり、セルフイメージにいくら刻む事ができるのか？
が、鍵らしいのですを

高いセルフイメージがあれば、
稼げる仕事に就ける可能性は高くなるけれど、
高すぎても、妥当性で引っかかる。

現実にとらわれず、
望む金額を思い描いたところで、
妥当でなければ、無理ですよ。

そして、今の現実に不満があるということは、
妥当と思うセルフイメージが低いからで、
つまりは、自己肯定感が低く、
自分に自信が持てず、
自分が嫌いだったり、
期待できなかったり、
信じられなかったり、
自己受容する勇気もなく、
自己愛からも程遠いからで、
そんな人が妥当と思えるセルフイメージが
高いわけがないのです。

が、時給1000円で働く私に、
3倍の価値があるとしたら？

月収ではないけれど、
月216万の存在価値があるのだとしたら？

月216万のセルフイメージを落とし込めたら、
月収20万って、どうなんでしょうね？

妥当以上に感じるのは、私だけでしょうか。

ということで、
望む月収が得られないのは、
セルフイメージが低いからなのだが、
高いセルフイメージを妥当と思えないなら、
時給を3倍にした価値を人生の単価だと思ってみたら？
という提案でした。

もちろん、机上の空論であって、
月収216万とは程遠い日々です。

fumori