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セルフイメージを上げるより、今の自分を否定しないことの方が大事なのかも。

セルフイメージ以外にも、
他人から見た「私」は存在する。

なら、出会った人の数だけ、
私は存在するのだろう。

そして、
他人から見る「私」を私自身は知らない。

私自身のセルフイメージは、
誰よりも本当の自分とは程遠い。たぶん。

私が思い描く自分は、
こうあって欲しい自分、
そうなれない自分に
引きずられているから。

自分への執着は凄まじく、
突き放して見ることなんてできない。

なので、リアルな私とは、
他人が見ている私なのではないか?

相手の主観も入っているけれど、
自分びいきよりはマシだろうし?

日曜日の午後、そんなことを考えている。

理想なのだから、リアルな自分と違うのは当たり前。

なのに、理想を生きられない自分を認められずに、
理想を演じて、リアルな自分を責めてきた。

そんな自虐ループにハマる原因は、
理想の自分に対する嫉妬なのだという。

そもそも理想の自分とは、
憧れる他者を寄せ集めたもの。

今の自分より、ちょっといい自分になる。
それは、私たちに課せられた本能でもある。

けれど、理想を詰め込み過ぎた
容易に手の届かない自分に憧れたりするのは、
リアルな自分を認めたくないから。

今の自分に満足出来ないから、
自分以外になろうとする。

そんな不幸なポジションから始めても、
幸せにはなれない。
と、半世紀もの人生を費やして、
やっと気づいた私です。

憧れは、今はないものを求める。

これまでの私にとっては、
それがあれば幸せになれる私だった。

自分の不足感を埋めるものが、憧れの正体。

けれど、それをやっていると
いつまで経っても、今の自分は満たされない。

だって、そもそもの自分が嫌いなんだもの。
変わる為に、別人になりたいんだもの。

自分以外になることが、幸せなんだもの。

そりゃ、不幸だよね。

幸せになるために、
自分を否定し続けていた。

誰が見たって、分かることなのに、
自分のことになると、見えないんだよね。

見たくなかったのかな?

なぜなら、憧れというポジティブな表現は、
実のところ、そうはなれない自分の嫉妬だったから。

憧れる他者を寄せ集めて、理想の自分を作り上げる。

けれど、今の不足感を埋めようとして理想を描くと、
理想の自分に嫉妬してしまうらしい。

努力しても、嫉妬の対象者にはなれない。
だって、私は不足しているんだから。

スタートが不足を埋める為だと、
何をしたって不足している自分に戻されてしまう。

なので、理想や憧れよりも
先ずは、今の自分と仲良くなる。

満足できる自分とは程遠いと思っていても、
どうしたらそんな自分と仲良くなれるか考えてみる。

なぜ、自分でしか生きられないのに、
こんな自分と思ってしまうのか?

今の自分以外に最強の味方はいないのに、
なんでわざわざ敵対するの?

今の自分を否定しようとすること自体が、
コントロールされていると気づくこと。

自分の力を奪われている事に、気づくこと。

私の力を削ぐことで、
メリットを得ていた人がいること。

結局は、私自身がそう考えていたんだけどね。

残りの人生は、もっと自由に、
幸せに生きてゆきたいと思います。

なので、今の自分を否定しません。

もちろん、至らないところを数え上げたら
キリがないほど不完全なのだけれど、いいんです。

だって、私は神さまじゃないから。
人間だから、不完全なんだもん。

不完全じゃなかったら、
人間じゃいられないもの。

完璧を目指そうとして、今を否定していた。
自分も、現実も。

なので、
至らないこんな自分で生きてゆくのです。

その上で、
至れそうなことをしてゆこうと思うのです。

それが、やりたい事とか、楽しい事なら、尚良し。

やりたくない事は、極力避けつつ、
それでも、やらなきゃならないことには、
必要な学びがあると決めつけてやってみる。

そうやって、他人が見ている自分を知ってゆくことが、
私がやりたい事なのかもしれない。

お金持ちになりたいし、
やり甲斐のある仕事に就きたいし、
居心地のいい環境で暮らしたいし、
欲望は尽きないけれど、
私自身を知って、
やりたいと思う事がわかっていて、
結果に関わらず、選んであげられること。

自分の気持ちを大切にする事。
それを体現できる自分である事。

それが、私の望む未来。今のところ。

そのために、余裕のある自分になりたい。
お金も、時間も、体力も、心も。

私自身を幸せにするためには、
お金はたくさんあった方がいい。

だからといって、
働き過ぎたら、時間はなくなるし、
体力も削られるし、心も辟易してしまう。

そうならないように、お金を稼ぐ指針が、
日々の暮らしなのかしら?

健康的で、寛ぎのある生活を確保した上で、
自分を幸せにして、他者の幸せにもなることをする?

幸せな自分をベースとして、
自分を幸せにする努力をして、
自己犠牲にならない他者の幸せを考える。

お金とは、他者の幸せらしいのだが、
尽くし過ぎても、相手の幸せにはならんしな。

アンバランスなんだな、私は。

余裕があって、バランスのいい私でいたいな。
今の理想は、そんなとこ。

随分と、程遠い理想だけれど、
今の私を否定している訳でないから、いいのかな?

そうなれるといいですね。

fumori

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