バー周遊記 2022年12月

2022年12月に訪れたバーで伺った話を二つ。

カクテルに色がつく

最近グレープフルーツ見なくなったと思いませんか、と言われた。そう言われると確かにスーパーの食品売場であまり見ない気もする。
果肉が白いグレープフルーツは主に日本を含めた東アジアでほとんど消費されており、果肉が赤いピンクグレープフルーツの方が生産量が多いそうだ。ホワイトグレープフルーツを輸入する際に、高値で横槍が入って日本に入荷されず、あまり出回らなくなったようだとの事。

本当にホワイトグレープフルーツが全く入らなくなったら、ソルティードッグをピンクグレープフルーツで作る事になるので赤くなりそう、という話だった。

別のバーでそんなお話を聞いたよ、と話した。そのバーで契約している果物屋さんからはホワイトグレープフルーツが普通に届くという。果物屋さんごとに持っているパイプが違うのだろう。赤いソルティードッグはそれはそれで興味がわく。


ジョニーウォーカー ブラックラベル オリジン

発表は2019年だったそうだ。2020年にテレワークが導入され、バーも営業を行っておらず、代替策として家飲みを導入した。その頃見たネット記事で「ジョニーウォーカー ブラックラベル オリジン」シリーズが発売される、ということを知った。

記事を見て酒屋へ走り、買えたのが「スペイサイド・オリジン」だった。とても良い味わいでこのお値段(当時3,000円強で購入)とは恐るべきコスパを叩きだしていた。
結局家飲みをしていた半年弱の後半はこのスペイサイド・オリジンと共に過ごした。

翌2021年の春頃だったと思う。
酒屋で「アイラ・オリジン」を見つけたので、迷わず購入した。その頃は家飲みを封印していた。ボトルの封印も解かずに保管中。
一度だけバーでアイラ・オリジンのボトルを見かけたときがあり、お願いしたところ最後の一杯分しか残っていなかった。やはり良き味わいだった。

オリジンシリーズは4種類発表されており、残り2種類として「ハイランド・オリジン」「ローランド・オリジン」もあるはずなのに、見る事は無かった。

前振りが長くなってしまった。
初めて訪れたバー。棚にジョニーウォーカーが何種類か並べられていた中に、今まで見たことのなかった「ハイランド・オリジン」があった。

聞いてみたところ、日本での発売はなく、外国(確か東南アジアだった)に言ったときに見つけたので購入してきたという。そういうことだったのか。日本では売れないと思ったのか儲からないと思ったのか。

日本で発売されなかったのは残念だったけど、このときめぐり会えたので良かったと思う。ハイランド・オリジンの味わいも申し分なく、やはりコスパの鬼だった。

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