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宇宙という名の少年

昔、宇宙という名の少年が
何もない空間に 寝そべっていた

私はその少年の耳に両手をあてて
こっそりと内緒話をするように
小さな声で囁いた

「私、これから〇〇したいのよ」
「いいんじゃない」と少年は応える

そんな夢が、夢物語ではなかったのだと
知った今年の夏

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