森は水とともにある
あまりに唐突な展開に 言葉を失っている
着地点がここだとは 予想だにしなかった
しかし、振り返れば
道は常に記されていた
道標に従って進んだだけ
道標を見つけるのが唯一の「私に出来ること」だった
それもまた、探すのではなく
「ただあるがままを見る」という
自然の働きに 身を委ねるしかなかったのだ
だから、結局
私は何もしなかったに等しい
これが 浮かぶということか
これが 流れるということか
いつしか、森に入ったのだな
森は 水とともに あったのだ
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