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キツネの嫁入り、シングルデジタルリリースしましたよ。

デジタルリリースというと、トレンドに乗った手法で、結局、配分考えた時に自分達インディーズアーティストの首を締める事になりそうで、ネガティブな思考にもなりがちで、ちょっと考える時期もありました。が、そもそもうちらみたいなニッチな音楽は、収益の前に、より多くの人に聞いてもらいたいよねという前提のスタンスからいくと、サブスクを使った展開は迷う余地あらへんがなと思う次第で、15周年という節目に、シングルとMusic Videoを連続配信・公開することにしました。

前作から4年、ここまで、メンバーが増え、メンバーが減り、メンバーが変わり、友人を失くし、バンドあるあるな形で紆余曲折ありました。

が、一貫して私は「音楽を作り続ける」という想いだけはずっと変わらなかったので、最終的に一人になっても作り続けているんやろなと、ぼんやり思いながらここまで来ました。

そう考えた時に、メンバーの意思や嗜好を尊重し、セッションなどを重きに曲作りをしてきたこれまでと違い、シンプルに、自分がまず納得いく音楽を作ろうと思い立ち、珍しくSaxとか以外は、全パート自分で打ち込みを駆使しつつ作り、バンドに持ち込んで昇華させるという手法を取りました。

まー良くも悪くも中途半端なジャンル・音楽だと自負しつつも納得いく音楽が近頃は作れていて幸せです。

2nd ALBUM「俯瞰せよ、月曜日」のMVでもお世話になった“麻田弦”さんによる3DCGのアニメーションMVです。

なんとなく、こんな感じと伝えて、ここまで自分のイメージを補足・増幅いただいた経験はなく、出来上がった時、とても感動しました。

いや〜、売れようが売れまいが、こんな納得いく作品ができて、私は幸せです。

その他、各種サブスクリプションは下記から聞けますのでぜひ聴いてみてください。

どんな曲かと聞かれると難しいんですが、セルフライナーノーツとしては、こんな感じです。

ドラムが伊藤拓史にメンバーチェンジ。新たにSax北村信二が参加したことで、よりトリッキーで、タイトなリズムとジャジーなテイスト増し増し。第一弾リリースの「dodone」は、悲鳴のようなバイオリンの旋律から、コントラバスの突き放すような重たいフレーズで幕を明ける。想定の斜め上のリズムパターンで入るドラムと、コロナ禍という濁流の中で諦めに似た感情を抱きながらも、流されず、ただ立つ様を歌う歌が物語を紡ぎ出す。ピアノ・グロッケンが、緊張感を持ったメロディを一定のリズムで刻み、サックスが人間味あふれるテイストで咆哮する。約4分という時間の中で、変拍子とポリリズムが基調の上に、無機質と有機物が織り混ざって繰り広げられる旋律とリズムパターンは、美しさと絶望さを兼ね備えながらも歪んで淡々と続き、2021年における「今」を表現している。

そんなわけで第二弾に向けて準備を進めるぜ〜。何卒、よろしくお願いします〜。





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