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詰将棋入門者向けテキスト

今日は対面のこども教室でした。

ねこまどこども教室はもともと少人数制ということもあって、6月に入ってから再開しています。

将棋のルールを覚えていない子には「キッズはじめての将棋レッスン」というプログラムがあり、プライベートレッスンで将棋のルールを覚えます。
それを卒業するとこども教室に入れるのですが、最近は未就学児童も多くて詰将棋の答えはわかるんだけど書き方に苦労しているパターンが…。

プライベートレッスンでは詰将棋そのものが解けていればok(盤に示すとか、「頭金」とことばで表現すればわかる)のですが、生徒が複数いるとそのやり方は難しいので、答えを書いてもらっています。

しかし、今日はいろんなパターンが…

・詰み上がった状態で逃れられないか確認する必要がある子
・詰みは分かるけれど字が書けない子
・王手じゃない手を指したり、詰将棋のルールがあやふやな子

もともと補助テキストがいるなぁと感じてはいたのですが、必要に迫られるとやる気がでますね。というわけで、今日の昼に「えいや!」と作ったのがこちらの3点セット。

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順に説明します。

スライド1

駒を動かして詰みを確認したい子のために。紙製の盤を作りました。
今日の授業ではふつうの盤を置いて並べてたんですが、こどもにとって11の地点て遠いんですよね…。うちの教室の机が大きいという問題もあるのですが、もし小さかったとしても詰将棋プリントと盤と両方置くのは大変だし、盤の上でプリント書いたりしがちなので、それを注意する必要があったり。
符号と相手の持ち駒についての説明と、イラストいれたりしてちょっとかわいくして見ました。来週までにラミネートしておこう。

スライド3

漢字を聞かれることが多かったので一覧をつくりました。

うちで使っている一字駒は楷書っぽいフォントなのでそのまま真似して書いてもいいんですが、角は駒の字で覚えてしまうとテストで×になりそうなので(将棋の「角」は真ん中の縦棒がはみ出してる異体字です)、使われる漢字のほうを教えておこうと。

数字や漢数字、同、成、不成あたりは必修。
右、左、寄などは初級者は書かなくても○。級が上がってきたら少しずつ教えています。

スライド2

書き方の簡単な説明と、相手が持ち駒をもっているというルール、詰みのチェックリストもつくっておきました。

私は土曜日の四ツ谷校担当なのでこのテキストを使うのは来週になりますが、こども教室はほぼ毎日開催されているので、講師陣の誰かが使ってくれることでしょう。

(宣伝)ねこまどこども将棋教室のブログ

使いたい方がいるかもしれないので、データ置いておきますね。
一応料金設定しておきます。
画像荒くてもいいって方は↑の画像をA4に印刷してください。
有料データはJPGとパワーポイントになります。改変はご自由にどうぞ。
教室等で印刷したものを生徒に配る、壁に掲示する、を想定しています。
※データ再配布は全体/部分、有償/無償を問わずNGとします。

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