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英語を英語で理解することの難しさ

娘の高校留学を機に、メルボルンへ移住して419日となりました。先日、2カ月ぶりに髪を切り、カラーリングをしました。


秋深まるメルボルン 。髪をラベンダーカラーに

ショートカットにしたのは今から13年前ぐらいでしょうか、娘が保育園の頃だったと思います。以前(うんと昔ですけど…)は、鎖骨下あたりのセミロングでしたけど、一度ショートにしてしまうと、もう髪を伸ばすことはできませんね。

カラーリングはちらほらとある白髪をカバーするためもありますが、カラーリングが好き。季節にあわせて変えていまして、今回はメルボルンの晩秋に似合うラベンダーアッシュ。わずかに赤みとツヤがありとても気に入っています。50歳を超えると、肌はもちろんですが、髪にもツヤがないと。

ひとりで切り盛りする日本人ヘアスタイリスト

海外移住で困ることのひとつに、ヘアサロン選びです。日本では10年来同じスタイリストさんにお願いしていましたから、新規開拓、しかも海外となると相当ハードル高く探すのに苦労しました。しかも私の髪はやややうねりがあり、ショートカットですから定期的に髪を切らないと襟足がもさもさしてどうしようもありません。カラーリングも白髪となじませるために、ハイライトも入れたくて……、などやや細かいオーダーも入ります。

ローカルのお店に行こうとも思いましたが、やはり髪質のこともありますし、そもそも細かいオーダーをするほどの英語力もないので、日本人がやっているお店を探しました。

美容ライターという職業もあるのか、こだわりや個性のあるヘアサロンを探しました。ネット記事やSNSなどいろいろ調べてみると、SouthYaraに日本人女性がひとりで切り盛りするサロンを見つけました。異国の地で店を出すだけでも大変なのに、ひとりでやっているなんて興味津々。


最初に訪れたのは、昨年の6月ぐらいだったと思います。40代の女性で、メルボルンでもう10年以上暮らしているそう。最初はワーホリで来て、ヘアサロンで勤務した後に独立して現在に至ります。丁寧なカウンセリング、カットもカラーリングもリクエスト通りに仕上げてくれるので、以来、ずっとこちらでお世話になっています。

10年暮らしても英語は完璧にならない。そもそも完璧ってなんだ⁈

サロンで英語の話になりました。海外移住2年目となりますが、まだまだ英語に自信がない私。英会話に通い、ラジオやNetflixでのリスニング、ボランティア活動でローカルの方と触れ合い、アウトプットに励んでいるものの、“よく話せるようなったな”という感覚は未だにつかめません。もちろん移住当初に比べれば向上していますが……。

そんな話を彼女に話していると、“10年暮らしても、英語が完璧だなんて思いませんよ。わからない単語だってあるし、会話が聞き取れないことだってありますから”と言われました。最近、リスニング力を強化するためABC NEWSのラジオを聞いていますが、早すぎて聞き取れず凹んだばかりの私。英語を英語で理解することができず、英語を日本語で訳そうとしてしまうので、追いつかないのです。

海外に暮らしていれば英語が話せるようにはなりません。語学習得は、地道にコツコツ続けることしかありません。インプットとアウトプット、その単純な作業をひたすらに続ける。少しずつ、少しずつですが、話せるようになると信じるしかないのです。もはや神頼みの境地です。

海外での生活も2年を切っていますから、さらにギアを上げていきます!

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