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車がない人のメルボルンの交通事情

娘の高校留学を機に2023年4月、メルボルンに移住しました。高校卒業までの期間限定の海外暮らし、残り459日のあれこれをnoteに綴ります。


日本と異なるメルボルンの交通事情

海外での運転、やはり不安です。

メルボルンでは車の運転をしていません。日本では18歳で免許をとり、ずっと車のある生活をしていました。移住する前、大切に乗っていた車を手放した日のことは今も忘れていません。

オーストラリアは日本と同じ右車線ですから、さほど難しいとは思いませんが、見ているとかなり乱暴な印象です。すぐにクラクションを鳴らしますし、車線変更もいきなりでウインカーを出さない車もいます。

日本のように歩行者優先ではないので、横断歩道や細道を渡るときも注意が必要です。例えば、スーパーの駐車場の入り口付近にある歩行者道路から車道へ出ようとしている車がいる場合、日本なら歩行者が渡ってから徐行しますが、人によってはまったくお構いなしですっと進入してきます。移住した当初、私は日本の交通事情にすっかり慣れていていたので、何度かひやっとしたことがあります。なので運転手とアイコンタクトをとり、運転手の顔をチラッととみて“「私は、横断しますよ」と軽くニコッとしたり、右手をあげてみたり……。するとほとんどの人は、ニコッと笑顔で返してくれます。

コミュニケーションってホントに大事です。

車がないなら、歩くしかない

そういうワケでメルボルンではトラム、バス、電車と交通公共機関を乗りこなしています。私が住んでいる場所はシティからトラムで約20分ほど。アパートの目の前にトラムのバス停、徒歩3分にバス停、徒歩7分に空港行きのリムジンバスのバス停、電車の最寄り駅はトラムで10分です。アクセスがいい場所に住んでいますが、どの路線もまあまあ遅れますし、今はトラムの工事をしているのでルート変更などもあって、移動に時間がかかります。

車を使わない分、よく歩いています。そのせいでしょうか、こちらに来ても体型が変わらず、現状維持のままです。

近所のスーパーに行くだけで感じる海外の空気

私の住むアパート周辺には3つスーパーがあります。いちばん近くは歩いて7分かかります。週に2回程度行きますが、どこがいちばんというワケでもなく、気分によって決めています。

今朝、いちばん近いスーパーに買い物に行きました。いつものようにひとりですたすた歩いていると、私の前にインド人らしき4人家族が仲良く歩いていました。男性は頭にターバンを巻いていて、女性はサリーのようなキレイなドレスを着ていました。私、その家族を見たとき、“海外にいるんだなぁ”としみじみ。とくにメルボルンはいろんな国籍の方が集まっているので、右を見ればトルコ人、左を見ればベトナム人、前を歩いている人はインド人、後ろを振り返ると中国人、遠くに見えるのはドイツ人……、とホントに国際色豊かな街です。

スーパーに行くだけのなのにいろんな国の人に出会えてしまう都市、それがメルボルンです。共通言語は英語ですが、国ごとに英語の発音が違いますから、聞き取るのがけっこう難しいです。そんなこと言ってますが、私が話す英語も相手にとっては難しいでしょうね。お互い様です。

移住して1年半、英語は伸びているかどうかかなり微妙なとこですが、日本人以外の人と話すのが好きです。日本にいたら出会うことのなかった外国人とチャットをしたり、ごはんをしたり、映画の約束をしたり……。

メルボルンでの生活も折り返しを過ぎました。今でしかできない経験をたくさん、たくさんします!

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