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50歳から英語脳になるにはスパルタになるしかない

娘の高校留学を機に、メルボルンに移住して420日目となりました。大人になって英語を習得にするにはどうすればよいか、日々あれこれ試しています。今回は、やや無謀な英語脳になるための方法についてお話します。


英語を英語で聞き、話し、考えることができるか?

“英語脳”。解釈は人それぞれかと思いますが、私にとっては”英語を英語で理解できるようになること”です。英語で会話をしているときも、英語でラジオを聴いているときも、英語で文章を読んでいるときも、頭の中で英語を日本語に訳すことなく英語を英語で理解する。言葉にすると、簡単そうに聞こえますが、コレがなかなか難しいのです。

この英語脳について考えるようなったのは、娘とのふとした会話でした。昨年の4月に移住した当初は、私とほぼ同レベルだったはずの娘の英語力。半年も経たないうちに余裕で越されてしまいました。今では日常生活はもちろんですが、私の苦手な電話でのやりとりも、映画を観るのも余裕だそう。若いって素晴らしい……。

英語脳を習得した娘。その秘訣は?

娘はローカルの生徒が通う公立高校に通っています。先生によっては英語のアクセントやスピードが違うようで、今はそれに悪戦苦闘しながら授業を受けています。インターナショナルとは言え、ローカルと一緒に授業を受けていますから、日本人にわかるように英語は話してくれません。

娘が言うには、“そもそも英語を日本語に頭で訳している時間なんてない”、とのこと。次から次へと英語で話すのに、いちいち日本語で考えていたら授業に追いつかない。わからない単語や聞き取りづらいアクセントはありますが、そんなことをいちいち考えずにとにかく聞き取り、何を言っているのか全体をとらえることが肝心だそう。

なるほど、なるほど、“全体を捉える”。これはなかなかいいことを聞きました。そういえば、週2で通っている英語の先生も、“文章を読むとき、わからない単語があっても辞書を調べずに前後の単語から想像して、とにかく読み進めなさい”と言っていました。完璧に英語を理解できなくても、“何となくこんなことを話している、何となくこんなことが書いてあるな”程度で、今はいいのです。

50歳からの英語脳はややスパルタになるしかない


ということで、私は何をすれば“英語脳”になれるのか。それは、すでに英語脳に限りなく近づいている娘の行動から学べばいいのです。私と娘の決定的な差があります。それは、英語の先生による授業です。英会話ではありません、ひたすら英語を一方的に聴き、それを英語で理解することです。

そこで、今月からスタートした英語脳になるためのトレーニングが、ラジオやポッドキャストのニュース番組やトーク番組をひたすら聞くこと。おすすめを3つ紹介します。

1. GOOD MORNING AMERICA

毎日配信されるアメリカのニュース番組です。70分程度ありまして時事問題からアメリカで起きた事件、天気、交通情報など情報のバランスがとてもいいです。音楽がほぼないので、集中して英語を聴くことができます。かなり英語のスピードが早いので、心がかなり折れますが訓練だと思っています。

2. ONE QUESTION


Michelle Coxという女性スピーカーの方のトーク番組です。毎回ゲストをひとり招いて、ひとつの話題について語り合います。「TRUST IN YOURSELF」、「THE  POWER OF SMALL STEPS」、「FEELINGS & FINANCES」など、興味のあるテーマなので想像しながら英語を聴くにはうってつけの内容です。週に1回更新しています。

3. English News(NHK WORLD-JAPAN)

日本の情報を英語で聞くにはおすすめです。1回あたり15分で、日本の時事問題(おもに経済、政治情報が中心)をコンパクトにまとめています。曜日によってキャスターがバラバラなので、言葉のスピードに差があります。日本のネタなので、いちばん想像できますしわかりやすいですよ。

この3つはすべてポッドキャストで聞くことができます。今日からはじめられますから、ご興味のある方、ぜひお試しくださいませ。

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