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語学力ほぼゼロから、北欧留学のためにしたこと:3

語学力ほぼゼロから、北欧留学のためにしたこと:2で書いたが、マルタで語学学校に1ヶ月弱通った後イギリス・ブライトンのLoxdail English centreに通っていた。

ブライトンという街を選んだ理由については、ロンドン在住の友人のアドバイスを参考にしたからだった。「ロンドンに住むには生活費が高いし、移民が多くて生粋のイギリス人と知り合う機会はあまりない。なので、少し郊外の街にした方が英語を学ぶ環境としては良いよ。」

友人はロンドンに支社がある大手タバコメーカーで働いていたが、会社の同僚もフランス人・トルコ人など確かに外国籍の人が多かった。私は信頼する友人からのアドバイスやオススメを聞いたら実行することを好ましいと思っているので、語学学校選びをロンドンから郊外の大きな街にする方向にシフトした。私自身も人にオススメやアドバイスをするのが好きなのだが、アドバイスをもらっておいて何も取り入れてくれない友人には、次第にアドバイスをする気が無くなるものだ。

いくつかの街で予算に合う学校を検討したなか、スウェーデンのフォルケホイスコーレである前述の語学学校があること、ブライトンはロンドンに近く、週末にロンドンに遊びに行くことだってできるし、海が街のすぐそばにあり、雨の多いイギリスの中では気候も良い。ということで、ブライトンに住むことに決定した。ブライトンという街はLGBTフレンドリーの街のため、移民にも暮らしやすい雰囲気があり、フェスの街と呼ばれるほどイベントごとが多い賑やかな街だということもあって、とても居心地が良かった。

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語学学校での勉強について

基本的には、ヨーロッパの語学学校の基本スタイルであるグループレッスン。1クラス10人前後の生徒に対して先生1人。内容をざっくりいうと「中学校〜高校の英語の授業を、全て英語でひたすら受ける」といった感じだ。だから、義務教育での英語授業をしっかり受けて来た人にとっては退屈かもしれない。ただ、日本での授業とは違い「他の生徒は外国籍の生徒」というところがキモだ。授業の中でペアを組み、とあるトピックについてペアで話す、先生から出された問題をパートナーと相談しながら解く、というものが多いので、必然的に英語でのコミュニケーションが必須となる。たとえお互いカタコトのような英語しか話せなくても、どうにか捻り出さなければ前に進めない。

私のようなレベルの人にとってはグループレッスンは向いていたと思う。フィリピンで受けたマンツーマンレッスンの語学学校は、ひたすら先生と話し続けられるという利点はあったが、あまりにも話せないと「先生のお喋りをひたすら聞かされる」という微妙な時間を過ごすことになる。そして、その先生と気が合わなければその授業の時間自体が苦痛になってしまう危険性もある。なので、私はグループレッスンを受けたことで「コミュニケーションツールとしての英語力」が伸びた。

語学学校を終えた今も、言いたいことを完璧に伝えられるわけではない。友人と会話していても、説明が難しい時は、簡単な単語を選んでシンプルな説明にシフトしてしまうこともある。英語のニュース記事を読んでいても、難しい単語が出てくるとつまずいてしまうし、ネイティブ同士のカジュアルな会話にはついていけないことも多々ある。できないことは山のようにあるが、日本にいて独学で毎日学んでいた頃よりも、スルッと英語が出てくる場面も増えたし、これまでの自分と比べたら100万倍進歩した。語学学校に通ったことで英語での会話に恐怖心が薄れたことは、1番の収穫だ。

結果:7ヶ月の語学留学でどのくらい伸びたか

<2019年5月スタート>マルタの語学学校にて:A2レベル

<2019年12月>イギリスの語学学校終了時:B1+レベル

飛躍的に伸びた!!というほどでもないが、学校に通ううちに徐々にレベルは上がって行った。30歳を超えてゼロから英会話を学ぶということがいかに難しいか、身にしみて感じた日々であった…


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