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フリーランス6年目。もしも今、ゼロからフリーランスになるとしたら

フリーランスも6年目に入りましたが、この先5年、10年···を考えた時に、果たしてフリーランスという働き方を続けていけるのか見直す時期に来ている気がします。

この5年、無駄なことに時間もお金も割いてしまうことが多く、それはひとえに自信のなさが原因。

あるものにフォーカスではなく、私に足りないものにフォーカスした結果、不足感からの学びに多大な時間とお金を費やしてしまいました。

全てが無駄とは言いませんが、しなくて良かったものもあります。

もし私が今、ゼロからフリーランスとして活動を始めるとしたら何からやるだろう?逆に何をしないだろう?と思ったので、備忘録的に綴ってみたいと思います。


①固定収入を途絶えさせない


あちこちで言われていることかもしれませんが、いきなり会社を辞めてフリーランスになることは絶対におすすめしません。

私は謎に「これでいける」と根拠もなく、会社を辞めました。一時的に会社員の給与を上回ったせいです(笑)

しかしその後、仕事が減り、借金が増え、メンタルだだ落ちになりました。

まずは兼業フリーランスからはじめること。お金がないのはマジで精神が病みます。

なんなら兼業フリーランスを続けたっていいと思います。ただし一人ブラック企業にだけならないように。体調管理、睡眠はしっかりと。

②フリーランス=自由=稼げるの幻想を捨てる

会社を辞めて2~3か月でそんなに簡単に「旅するフリーランス」なんてなれません。

そもそも旅は旅で楽しんだほうが良いですし、いつでもどこでもパソコンを持って歩く生活というのは、想像するほど自由でも楽しくもないです。

仕事は好きですし、お客様からの連絡には即効返事をしたいし、いつなんどきアイデアがひらめいてパソコンに向かいたくなるかわからないので、基本的に長時間の移動の際には持ち歩きますが、

フリーランス=自由の幻想は早めに捨てましょう。

自由の中に不自由があります。

どんなにフリーランスで成功している事例を見ても、それはその方の成功例であって、あなたが再現できるかどうかは別の話です。

SNSで見かける同年代の理想的なフリーランスライフを送るあの人に憧れすぎないように。人は人、自分は自分です。

③地元で名刺、チラシなどを配りまくる

結局のところ、最終的にフリーランスは「人脈」です。

どれほどインターネットが発達し、SNSやブログで発信、集客がしやすくなったとは言え、昔ながらの営業スタイルほど即効性があるものはありません。

名刺、チラシ、紹介。

営業苦手さん、コミュニケーション苦手さんほど、インターネットに逃げたくなりますが、結局その先にいるのも「人」

人を無視して仕事はできないのです。

何も営業電話をかけまくれとか、飛び込み営業をしろという話ではありません。

近しい人から徐々に、「こんな仕事はじめたんだよね」と名刺を渡したり、よく行くカフェにチラシを置いてもらえるか店員さんに相談したり。

できることでいいです。それが数年後にあなたを助けることになります。

インスタで四苦八苦するより、まずは足を運ぶこと。

インターネットで広く世界に発信するより、まずは地元から。

⑤『天職』を追い求めない

どの分野で、どんな仕事でフリーランスになるのかが明確に決まっている人でも、それが社会のニーズと合っているかはわかりません。

往々にしてあるのが「コレが私の天職!やりたい!ピンときた!」で、全くニーズのないことを仕事にしてしまうこと。女性にありがちです。

やりたいことはあってもいいし、天職だと思えるのは素敵です。

ただそれをストレートに出すのではなく、求められるサービスの形に変換することが大事。だからこそ一度立ち止まって、経験とスキルの洗い出しをしてほしいと思います。

結局、自分が経験してきたことにしか強みはありません。
選んできた仕事にしかヒントもありません。

仮に「タロット占い」がやりたいとしたら、タロット占い×〇〇(自分の経験や強み、特徴)がないと、他との違いがわかりません。

そこを見つけること、その〇〇の部分が社会のニーズと合っている事が大切です。

⑥安易に起業塾、起業コンサルタントを頼らない


各自治体では起業セミナーや起業相談などを無料で行っています。

まずはこうした公的機関を利用したり、図書館などで起業やフリーランスに関する書籍を借りるなど、お金のかからない方法で情報収集をしましょう。

その際はできるだけ新しい情報に触れること。起業の世界は移り変わりが早いです。古い書籍を読んでいるとピンとこないことも多いでしょう。

それから・・・

「自分に投資をしないと稼げない」

「学びにはお金がかかる」

「これは先行投資だから」

「無料ばかりでは稼げない」

こうしたセールストークに惑わされないように。

確かにここぞという場面で、自己投資が必要なケースもあります。
しかししっかりとその分を回収できる気合いと保証がなければ、ただ借金を抱えるだけ。

高額な起業塾や起業コンサルタントの門を叩くのは、自分が本当はどのくらい稼ぎたいのか、何時間働きたいのか、家族との時間をどのくらい欲しいのかなど、自分の望みがハッキリしてからでも遅くはありません。

漠然とたくさん稼ぎたい、億女に憧れる、成功者になりたいなどと考えて、門を叩くと疲弊して終わりです。

起業塾や起業コンサルタントが悪いわけではないですよ。

でも自分に合ったところを見極めるのは非常に難しく、パート~会社員の給料程度で良いと考えているなら、ハッキリいって不要です。

それよりも地道に集客活動をするべき。困ったら自治体に相談。これで十分です。

そして一刻も早く、さまざまな失敗も経験している、信頼できるフリーランスの先輩と繋がる事。

近くに聞ける人がいることの有難みといったら、お金には代えられません。

フリーランスは孤独です。仕事の相談を真剣にできる人というのは案外いないもの。フリーランス主婦同士のワイワイ楽しい集まりもいいですが、正直いってそこでは仕事にはなりませんし、求める答えももらえません。

私はママ友の集まりが死ぬほど苦手で、長女が幼稚園時代に頑張りすぎて死にそうになったので、次女の時からぱったりと止めましたが何も不自由はありませんでした。

起業もそうで横のつながりが大事とはいえ、「質」も大事です。

たった一人でもいい。本当に悩んで悩んで迷走している時に、相談できる人を見つけてください。


ここまでザーッと書いてしまいましたが、もし今から私がフリーランスになるとしたら、会社員をやりながら自分のスキルの棚卸しと市場リサーチをして、提供できるサービスの大枠を決めながら、名刺やチラシなどで近しい人に宣伝をしつつ、noteやブログ、SNSなどの発信を通してライティングスキル、デザインスキルを身に着けていきます。

SNSやブログでの集客は時間がかかります。

だから早くから始めてコツコツと続けて、その間の集客はリアルで。
収入は会社員で確保。

それが経済的にも精神的にもめちゃくちゃいい方法です。

フリーランスや起業に必要なのは、勇気ではなく「準備」です。

ただし準備ばかりしても進みませんから、どこかのタイミングで「えいやっ!」という瞬間は必要ですけどね。

準備して決断!!

これを5年前に知っていたら・・・・(笑)

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