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秋冬のホールフーズ感

風の冷たさが厳しくなり、上着の冬レベルが増す季節は、葉物野菜が一層あまみを付け根菜類の安心感がたまらない季節だ。

根っこも葉っぱもいける、おいしいホールフーズの代表といえば大根ではなかろうか。できるだけ新鮮な葉付きがいい。葉を刻んで炒めても、塩もみしても、ごま油でナムルにしても、もちろん味噌汁に入れてもおいしく使えて良い。

ついさっきまで一つだった大根を、上下ともに同じタイミングで同じ食卓に出せると、頼まれてもいない余計なおせっかいが大成功したようなうれしい気持ちになる。もちろん大根の喜びの声は一度も聞いたことがないんだけど。

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これは先日の遅め朝ごはんに使った、間引き大根。ちっちゃい根の部分を刻み、葉も刻み入れて、水の中で沸かす。お碗には発酵たまねぎと、味噌を入れておき、煮出した大根をお湯ごと移し入れて完成。かぼちゃベーグルのクリームチーズサンドは程よいコクがあるって、味噌汁との相性もいい。

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こちらは昨夜のお夕飯で、大根と大根葉、そして油揚げのお味噌汁。餃子の中身は大好きな農家さんが出荷できずに弾いた小松菜を刻みいれた野菜餃子。なんとなく定食屋さんみたいなパンチのある見た目だけど、よく噛む必要のある玄米とバランスが最高だった。ここでもホールフーズ感。

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間引き大根はまだちっちゃいので葉っぱばかりが残るけど、葉の部分だけでも大活躍する。やわらかい葉っぱの部分は根菜の塩きんぴらに混ぜいれて彩りにし(左上)、根元の方は1cm位に刻んで塩もみするだけで即席の漬物にもなり(右上)また、混ぜご飯の上に乗っけると、一膳のご飯が食事中に違う味わいで変化する。

右下まっくろなお味噌汁の正体は海苔。味噌汁をお椀に移したあとに手でちぎりながら乗っけて、溶かしながら食べると味噌汁にとろみ食感が出る。具にもわかめとか里芋とか使えばもうホクホク&とろとろ。この一杯だけで芯から体があたたまる。

日増しに寒さが厳しくなりそうだけど、お腹から温まる食事をしよう。

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