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チョコレートの街トリノ🍫 博物館・カフェ巡り

トリノ、と聞いて日本に住む人が一番に思い浮かべるのは「トリノオリンピック」ではないだろうか。かく言う私もその一人だが、いつ行われたオリンピックかも知らないので、この記事を書きながら調べてみた。
トリノ五輪で日本がとった唯一の金メダルはフィギュアスケート選手荒川静香選手のもので、開催されたのは2006年だそう。

もうすぐ20年前なのね、私はその頃小学生だったから、どうりで覚えていないわけだ。
でも、ちょうどその頃イナバウアーが流行っていたから、あれはそういうことだったのか、、、などと今更気づいた。

イタリアの大学院で修士論文を執筆しており、自分のテーマと関連の深い展覧会がトリノのGAM - Galleria Civica d'Arte Moderna で開催されていたので、フィレンツェに住んでいた私はトリノに一泊旅行に行くことにした。

リソルジメント(イタリア統一運動)期の歴史について修士論文を執筆していた私にとって、トリノは必ず行くべき街であった。なぜなら、1861年にイタリア王国が成立した際、首都となった街であるからである。その後、フィレンツェ、ローマへと遷都したが、始まりはトリノであった。

現在、イタリアの首都といえばローマで、日本からイタリアへの旅行者はローマ、フィレンツェ、またはヴェネツィア、ミラノあたりに行くことが多く、トリノに行く人は少ないのではなかろうか。トリノは現在のイタリア共和国の礎を築いた街と言っても過言ではないほどに歴史的に重要な街であり、現在も北の大都市の一つである。

ついつい熱くなり、長くなりすぎた前置きもこのくらいにして、トリノの観光などについて紹介したい。

リソルジメント博物館

リソルジメント博物館はトリノだけでなく他の都市、例えばジェノヴァにもある。他のリソルジメント博物館は訪れたことがないので比較ができないが、トリノの博物館は街の中心に位置しており、見応えも十分であった。


実際このキャラクターが何を示すのかよく理解していないが、おそらくトリノのご当地キャラ。
統一記念日が書かれたイタリア国旗色のピザを首にはめている牛。
博物館エントランス付近においてあった。
現代のイタリアにおいて「リソルジメントがどのように捉えられているか」を示す一例になる
後ろにはカブール。博物館のどの風刺画でも体型が誇張されていて興味深かった。
留学先フィレンツェ、シニョリーア広場の風景画。
この噴水おかしいと思ってたけど、この頃かららしい。
フィレンツェに有名な花火大会がある、と聞いていたけど、それもこの頃からみたい。
リソルジメントを年代ごとに整理した展示でした。
本を読んで学ぶのもいいけど、私は展示で学ぶ方が好き。


エジプト博物館

今回時間が足りず、行くことができなかったがトリノといえばエジプト研究。そんなこと思う人、いないか、、。

Borgo Medievale

万博のために作られた中世イタリアの街の再現。工事中だったため、訪れることはできなかったが、いつか必ず行きたい。

チョコレート

言わずもがな、トリノといえばチョコレート。ヘーゼルナッツのペーストが入ったチョコレート、ジャンドゥーヤが特に有名。
ジャンドゥーヤの起源は、「ナポレオンの侵攻によりカカオ豆が不足した際に、ヘーゼルナッツで補って作ったチョコレート」なんて言われたりもするが、イタリア人に話したら「イタリアの食べ物にまつわるこの手のエピソードは全て嘘」だそう。


参考

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。まだまだ書ききれていない旅行の記録が沢山あるので、今後もチェックしていただけたら幸いです。

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