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天河神社 旅の話その6ーごろごろ水ー

何軒か薬屋さんがありました。

お薬いかがですか〜?


陀羅尼助(だらにすけ) 修験道の開祖が創った仙薬」とあります。

役行者さんは薬の作り方をどうやって知ったのでしょう?


役行者が弟子の後鬼に万病に効く「ダラスケ」の製法を伝授したという説明。
二日酔い、下痢、胃腸の調子が悪い時の薬・・・おおむね正露丸みたいなもの?
主原料がキハダだったけど、現在はオウバクエキスなど成分が違うようです。キハダは非常に苦いと天川村の観光ページに解説がありました。うーん。お土産はいいかな。


洞川には、むかし話の看板があちこちにあって、鬼がいました。

洞川は後鬼の里


山のエネルギーが素晴らしい。

遠くに先ほど見た吊り橋が見えます
雄大で歳月を感じる山々

旅の最中のメモより
「山を見て、健やかにあれという神様の意思」「山はただあると思っていたが意思がある」

圧倒的な存在感のある山々を見ていると、その意識を感じるのです。山は土や木や岩の塊ではなく、豊かな生命力そのものでした。こんな環境にゆだねて生きたなら、所有の意識や争いなどいらないだろうという思いが湧くのでした。

段々森の中へ風景が変わります。長野の戸隠の高い木々を思い出しました。
天狗の山だー。

ごろごろ水の工場を通過。

振り向いて撮ったもの


お寺があります。

なんか迫力ありますね


習合の世界 左右にもお参りするところがありました。

そのうち前方に鬼滅の刃のコスプレをした若い人たちが歩いていて、わいわい楽しそうです。
彼らは蟷螂の窟(とうろうのいわや)へ曲がって行きました。

左に曲がります

私たちも行くかどうかとなりましたが、目的を遂げてから帰りに時間があれば考えましょうということに。
洞窟は修験者がいた場所です。命を落とす人もいたでしょうし、場所的に念が篭りやすいのを知っているので、法力のある方によって綺麗にされているのか、素人にはわからないという点でちょっと気が進まなかったのです。

車が何台も停まっていました。

念願のごろごろ水採水所に到着。

青いハンドルを動かすと水が出ます


車で来た人は、駐車代を払って好きなだけタンクに組んで運んでいきます。ファミリーやカップル、業者さんまで何台も停まっていました。私たちのような歩きの人は空いているところから汲んでOKです。
水道管にたくさん蛇口があって、なんだか牛小屋の牛になったような気分。
お水はとってもおいしかったです!
浄化作用で何度もトイレに行きたくなったと『おみちびき』にありましたが、私も良重さんも劇的な反応というのはありませんでした。

私たちはここへ着くなり駐車場のおじさんに鍾乳洞行く?と聞かれました。丁度道路の向こうでトロッコみたいなものに乗ってヘルメットをかぶった人たちが降りて来たのですが、上の方で工事でもしててお昼の休憩なのかな?と思ったら、観光アトラクションでした。

五代松鍾乳洞への出発点

敷地の奥にある休憩所で川を眺めながらごろごろ水で入れたコーヒーと肉まんで一休みしました。

元気になったのであと一息。女人結界門を目指して再び歩きます。

続く

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