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たのしいご飯の為の生活。文章を書く練習。

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最近の記事

ホワイトフローリングと東京

私にとって、神奈川県川崎市は「東京」だった。 地方出身者は主に車社会なので、上京したての頃は距離感覚が今よりずっと壮大だったし、許容範囲がすごく広かったと思う。 「渋谷からは乗り換え1回で40分くらいですね」 いつも家から車で30分かけて市街地へ出かけていた私からすると近いんだか遠いんだか全くピンとこなかったが、全然イケる距離だと思った。 渋谷かどこかの不動産の店舗には、私と同じような年代の子たちが、中には母親同伴で相談に来ていて、私は区切られたカウンターに通された。

    • 「やさしさ」を育てるには?

      以前、こんなツイートを見た。 "中学生時代、ちょっと荒れてたクラスで社会科の先生が半泣きで言った「みんなのお父さんお母さんは『勉強できなくても優しければいい』っていうかもだけど馬鹿は優しくなれないの!優しくなるために人は勉強するんだ…"(@coda1125) きっとこの先生は、それまでの経験で勉強することによって人に優しくすることを覚えたのだろう。だから、勉強という過程を通して、知識だけでなく優しさを育むことができるよ。だから、「馬鹿は優しくなれない」んだよ。そうい

      • 私の中の、ミーハー考。

        いつも、ミーハーな子のことを「冷めた目」で見ていた。 高校の頃のミーハーな友人は、新作のコスメが出れば目を輝かせて、当時流行っていたクルーズブログでレポ記事を書いていたし、 好きな俳優がテレビに出ていればその魅力をペラペラ語り、出たばかりのiPhoneに映る画像をうっとり見つめ、 ダンスが好きだった彼女は韓国アイドルの新曲が出ればコピーのために休み時間や放課後の空いている時間の、その全てを費やしていた。 彼女は、“スキ!”の熱量はいつも一杯にして生きていて

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