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【うっかり入社】新卒ブラック企業体験談

まどかです。
新卒でブラック系人材企業に入社し、第二新卒枠で外資系IT企業に転職。年収150万アップを果たしました。このnoteでは私の転職体験談赤裸々にを語っていきます。
前回までの記事でブラック企業入社への道のりについて紹介しました。今回は、転職や就活から少し外れて、ブラック企業での面白い体験についてご紹介したいと思います。

血と汗と涙の研修

新入社員研修の名物として、毎年恒例鬼の営業研修がありました。
なんとIT部門や広報、バックオフィス関係なく全員が対象です。
あまり詳しくは書けませんが、個人&チーム戦で獲得した顧客数を競うもので、毎日1位から200位までの個人順位、20程度のチームのランキングが全社員向けに晒され発表されます。
平成・令和というぬるま湯で育った私が悪いのかもしれませんが、ランキングが張り出されるのは上位10位までというものしか経験してなかったので、なかなかしんどいものでした。下の順位のときは、「お前の価値はせいぜい〇〇番目なんだよ、無能だな」と言われているような、そう示されているような気がしました。

また、チーム内で協力してはいるものの、顧客は取り合いで順位も競い合い。仲間割れ、陰口が横行していました。
チームを担当するメンター社員もチームランクの責任を負っているため、「本気になってないのでは」「やれること全部やったのか」と責めてくる鼓舞してくるので、寝ても覚めても研修のこと、ランクをあげることで脳が支配されます。まぁもちろん、物理的に寝るギリギリまで仕事(研修)はしていました。
友達は「歩いていて気がついたら涙がでていた」と言っていました。
メンタル崩壊の予兆としか思えませんでしたが、安心してくだい。無事彼女も研修をやり遂げました。
ここでは書ききれない辛いこと、気の狂った指示がありました、皆さんもたかが社員研修で気を病んでしまい人生を狂わせないように気をつけてください。

お前のミスはお前のミス、俺のミスもお前のミス

わたしは研修でメンタルを買われ、将来的にその上司とタッグを組んで営業する予定となっており、メールや電話など一部の顧客対応をサポートありきで任せてもらっていました。
そのうち、お客さんと打ち合わせの日程調整をするというものがありました。スムーズにスケジュールの調整が済んでいたのですが、その上司から、スケジュール確定後にあれこれと変更の指示をうけました。
もちろん、スケジュール調整のメールのccに上司は入っており、私も事前にお客さんのスケジュールや特徴については聞いていましたが、そんな話は一切ありませんでした。

結果、「今回のやり取りはとても分かりづらく、変更が多く、大変失礼だった」とお客さんからお叱りを受けてしまいました。

上司はお客さんに対して、(ccで自分が入っていましたが)新人が未熟ですいませんとひたすら私のミスを強調し、私に対して反省させる面談を組みました。

これ以外にもこの人のすべてのミス、不手際が、うまい具合に私のせいとなって、お客さんやマネージャーに伝わっていることがありました。
若手のミスにしたほうが、マネージャー的にも気をやまないし、私もナイストライで終わるからいいだろという判断だったのでしょう。まぁいいです。

キレる35歳

上司、35歳はとても感情コントロールができないタイプで、全体mtg中であろうが、個人の面談中であろうが気に障ることがあればぶちギレします。
mtgの進め方に関して少し意見をしたところ、「まどかちゃんはフレームワークとか仕組みとか抽象的な話、いかにも頭良さげなばっかりするけど、そんなの机上の空論だから」とキレられました。やり方を提案したのに、抽象的といわれたところから理解できませんでした。
その他にも、指示に対してすこしでも意見、疑問を投げるとキレられました。人事や他の先輩、上司の上司にも相談しましたが、どうにもなりませんでした。

バディ、突然いなくなる

バディという制度で、入社4年目の先輩がわたしのフォロー担当として面倒を見てくれていました。こちらも詳しくは書けませんが、ある日突然うつ病で出社できなくなってしまいました。

18時から当然のように依頼される仕事

18時が定時だったのですが、17時半なんなら18時を過ぎた時点で発生する仕事があまりに多かったです。涼しい顔で「今日中によろしく!」といわれます。やらないといけないことがあるというのはわかるのですが、なぜ前もって言わないのか、なぜ今日までなのか、明日の午前ではだめなのか、そのように調整しようとしないのかが、理解できませんでした。

聞くと「早く帰りたいの?やる気ないの?」という雰囲気になるので、聞くことも諦めました。残業そのものより、残業を減らそうとしない空気、残業しているやつ=頑張っているやつと評価対象となっている文化が合いませんでした。

土曜出勤

終わらない仕事は減らすのではなく、土日に回せ。
これがうちの部署の考え方、いや全社的に管理職の殆どがこういう思想でした。顧客の特性もあり、電話対応、紙での書類作成、なんならfax送付まで、省こうと思えば省けるもの、効率化できる仕事はたくさんありました。でも踏襲が基本の考えのため、一切変化する気配はありません。
土日でもわざわざオフィスに出勤して仕事をしないといけない日が結構あり、それについて就活時代は一切聞かされてませんでした。(それはそう)

さいごに

以上、私のたった1年間のブラック企業体験談です。
毎日毎日戦っているサラリーマンがいるということを身を持って体感できたこと、メンタルの強さの重要性をまなべたこと、本当に良かったです。
世の中にはもっともっときつい職場がたくさんあると思います。
皆さん、自分が思うよりいい職場はたくさんあります。勇気を持ってやめましょう。








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