この世は人の数だけの信じたいことで作られてる

子どもの離乳食っていろんな意見があります。
栄養士や保育士など育児に関する専門家でさえその意見は統一されていない。
ま、価値観だからね。
ベビーフードを良しとするのか、手作りを推奨するのか、臨機応変にそれらを使い分けるのか。それは子を育てる親の価値観に基づくから、まあなんとも言えないね。

私は基本的に臨機応変に使い分けるタイプ。
例えばお粥とおかずは手作り、お味噌汁はベビーフードみたいな。
中華粥を食べさせたい時は作るのが大変だからベビーフードとか。
お出かけする時はオールベビーフードにして、夜は全て手作りにするとかしています。

世の中には全てベビーフードっていうお母さんが少なくないんですよ。
楽だからね。お金はかかるけど、金銭面では手作りとたいして変わらない気もするからそうなりやすいのかも。
ただ、個人的にはそれには疑問をもっています。

今現在、フルタイムで働いていて忙しいお母さんでも私は「それって違うんじゃないの~」って思ってる。
はっきり言って、


仕事の忙しさを理由に子どもの食事を作らない人は、仕事をしようがしてまいが作らない人なんですよ。


「じゃあ仕事がない土日は作ってるんですか?」と聞いたら大半の人が「ノー」を言うだろうね。
こういうタイプは元々、料理が嫌いなの。
ただ、それを理由にすると家族や世間から白い目で見られることがわかっているので、「仕事が忙しくて!」を大義名分にしてるわけ。


世の中には忙しくても手作りする人はたくさんいますよ。


別にね、大人なら「あ、そうですか」で済むんだけど、子どもって成長期オンリーだからね。
どの年齢をとっても身体と心を作っていく、すごく大切な時間だと考えてる。
その時に全て冷凍食品とかベビーフードなんて信じられないわ。
ああいうものに添加物が入ってることは自明の理だし、それを知らないはずもない(知らなければ情弱としか言えない)。
私は「身体と心を作る大切な時期に添加物盛り沢山のご飯を毎日あげるわけ?それって大丈夫じゃなくない?」と思うのだけど、彼らは必ずこう切り返してきます。


「国がOKした添加量だから大丈夫でしょ」。


そんな彼らは小さい時にどんな食事を提供されていたかというと、意外と手作りで育ってるわけですよ。
レンジでチンではなく、鍋を火にかけて温められたスープやご飯を与えられて今に至るわけ。


だからあなたは今、健康なんじゃないの??


って思うんだよね。
身体と心を作る大切な時期に添加物の少ない、もしくは入ってないご飯を何十年と食べてきたから健康な今があるだけで、


「あなたの子どもに与えているような添加物盛り沢山の冷凍食品やベビーフードを与え続けられていたら、果たして健康な今の身体は存在しますかね?」って話。


何を信じるかは人それぞれ。
私は激多忙な母親から育てられたけれど、冷凍食品は大人になるまで食べたこともなかった。
だからかもしれないけど、長じたら食育に関心を持つようになり、薬膳料理教室に通ったりしてた。
私は栄養バランスの整った食事を食べれば心身ともに健やかになると信じているので、家族はもちろん子どもにもそうしています。
とはいえ、毎日3度の食事の度の手作りはしんどすぎるので、要所要所でベビーフードを利用しているんだけど。
だけど、これからはもっと手作りを増やしていこうって考えていて、それはどんなに仕事が忙しくても可能な限り例外は設けたくないって思っています。

「国がOKしたんだから」「ちゃんとした会社がきちんと作ったんだから」を理由に手作りをしない人達は自分に都合の良い情報「だけ」を信じてる。それが言い訳だと心の奥底ではわかりながらもね、面倒さが先立つんだろうね。

この世には正しさはたくさん存在する。
だけど、そんなことは世界を構築する上ではどうでもよくて。
結局は人間の数だけある「その人が信じたいこと」でこの世は作られてるんじゃないかな。

ま、多様性を謳う社会だからね(笑)。
ほんといつも思うけど

「なにそれ?流行ってんの?」

って言いたいわ(笑)。

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