別に私は特別なんかじゃなくて、あなたも決して劣っているわけじゃない
4年生になって友達が黒髪に染めてスーツでゼミに来ても、私は私服で金髪だった。
「会社に属する」自分が想像できなくて、表現することが好きでその道に進もうと思っていたから。
一度だけ、ちょっぴり不安になってキャリアセンターなるものに行ってみたけど、ゴリゴリと就職をすすめられるだけで私には窮屈だった。そりゃあ大学からしたら、行き先不明の切符を手にした学生なんてあまり輩出したくないだろう。
それでも私は、自らの希望する進路にまるでケーキ入刀みたいに大きなナイフで「NO!!」を振