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そんな記憶も残しておいてよ

こんばんは。PCを叩いている手が冷たすぎる。ストーブを直当てしている足首の温度だけが支えです。

また間が空きましたがのびのび更新です。のびのびしている場合か?すみません。更新です。


その時々にしか書けない文章があると思う。

恋人と喧嘩してバチギレしている人の文を読むのも好きだし、人生の岐路を首の皮一枚で乗り切った人の文も好き。瞬発的な高エネルギー文学は何だって面白いですよね。その経験主が必ずしも私である必要はないと思う、し、そこまで人生の密度が高くちゃあパンクしてしまいます。

事実は小説よりも奇なり、ノンフィクションの方が圧倒的におかしい。そういったおかしさを見て喜ぶタイプなので、ブログやTwitterが長いこと好きなんでしょうね。


私自身も、その時あった出来事や変化を後から見返すのが好きなので、割とまめにSNSを更新したりします。かなりどうでもいい内容が多いけど。全然それでいい。


プロフィール帳みたいなことが知りたい


大人になると、自分のことについて話す機会はうんと少なくなる。正しくは、仕事に脈絡のない自己歴を話すことがなくなる。

仕事上出てくる自分の話というのは、研磨にかけて「誰かに献上できるようにしといた話」なことがほとんどです。あまり当人の本質に寄れる話ではない。社会、感じますね。

もっとどうでもよくて人間くさくて、よくよく考えたらこの人の雰囲気の素はこれなんだろうな〜と、後から気づくような、そんな話が聞きたい。私にとって一番欲が向くところ。かもしれない。


なめこが好き? 私、あおさが好き。

以前、Twitterでこんな投稿を見かけた。

志望動機なんてたかが知れてるので、人事側だってわざわざ聞きたくもない。好きな味噌汁の具とか聞きたい

引用元が見つからずにうろ覚えだけど、大体こんな感じだった。わかる。本当にそれでしかない。


あなたってどんな人です?と聞くのは、結構好き。私は一度この人のことが気になるな、興味深いなと思うと、好きな味噌汁の具だろうが興味津々に聞きたいほうです。
実際いろんな人と話すにあたり、触れてきた経験や趣味、コミュニティというのは、当人の自覚あるなしに関わらず、人格形成に大きく影響しているように感じます。


そんなの当たり前じゃん、と思うかもしれないけど。
自分じゃない誰かを、誰かたらしめる要素が見え隠れする様は、答え合わせのようでやっぱり面白い。


ちょっとタイトルを回収しに戻ります。


とはいえ悲しいもので、自分が何を経験して、その時どんなに心が振れたとしても、驚くほど忘れるものです。


放っておけば消えてしまう誰かの経験の軌跡を、後から見に行けるなら、行っていいなら。何か残しておいてよ。と思います。見たいと思うような奴がいるから。
今はSNSがほどよく発展しているけど、文でも写真でもモノでも。かけらを残しておいてくれたら、それについて聞きたい。その時の生活に根付いていたものほど愛しい。一緒にほくそ笑ませてほしい。そんな風に思います。



何かポエってきました。BGMでヨルシカの番が回ってきたから。今回は私の脳内を大きく占めている欲の話でした。一度文章に起こしたいと思っていたので、よかった。

最近好きな作家さんがいるんですが、やや文体が寄ってしまった気がする。これも何年か後に、見返してどう思うか楽しみですね。私はあおさが好きです。それではまた。

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