自分に自信を持て

近所に、外国人が引っ越してきました。なんでも南米から来たそうで、端麗な顔立ちの男性です。彼が私のもとにあいさつに来た時、ちょっと驚いてしまいましたね。全然馬鹿にする意図はないですが、彼の話す日本語は「ザ・カタコト」っていう感じの片言で、東北訛りと韓国語の混じったような変なイントネーションで、細かい音も発音記号に従って読んでるような感じでした。よく、中国人の話す日本語は語尾に「アル」がつくと揶揄されますが(実際そんなことは稀だけれども)、それと似たような役割語で「~ネ?」がついて、「ワタシ、ニッホンノブンカニツイテ、シリタイネ?」みたいな感じで話してきた。

そこで、発音を正してやろうかな、とも思ったけど、日本人特有の「間違いを指摘したら信頼関係が崩れるんじゃないか」という思いと、「果たして自分の使う日本語が正しいんだろうか?」という思いで、躊躇してしまったのです。例えばガ行ですが、語の頭以外のガ行は「鼻濁音」と言って、NHKアナウンサーがよく使っている(若いアナウンサーはできてない)柔らかい発音です。「ながさき」は[na nga sa ki]と発音するのが正しいそうですが、私を含めた多くの人は[na ga sa ki]と発音しています。ほかにも、「ん」の発音も、「喉を鳴らす」「口を閉じる」のように複数あるそうですが、それも意識できていなかったな~と思いましたね。怪しい日本語より、正しい日本語を使おう、自分!

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