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美術館・博物館巡り

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美術館・博物館に行った時のことなどをまとめています。
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#アート

近代美術館の会員証を使って西洋美術館のル・コルビュジェ展に行く 

国立西洋美術館の本館を設計したル・コルビュジェの絵画と素描の展覧会が西洋美術館の常設展で…

森村一樹
2年前
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現代アート 友禅の多様性と独自性に触れる

東京藝術大学の美術館で開催されている上原利丸教授の退任記念展に行ってきました。 上原利丸…

森村一樹
2年前
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展覧会のポスターで黄色が流行っている

展覧会のポスターで黄色が流行っている、と古美術屋さんから聞きました。 川瀬巴水展に行った…

森村一樹
3年前
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作中の人物からの視線にドキッとする

青木繁の「海の幸」は教科書や本では見たことがありましたが、実物をアーティゾン美術館で初め…

森村一樹
3年前
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作品を見て作品名を推測する 実践編

国立東京近代美術館で隈研吾展に行った際に、入れ替えられていた常設展で「作品から作品名を推…

森村一樹
3年前
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絵画鑑賞で和歌を思い浮かべる  歌人としての源実朝

絵画を鑑賞していると音楽や和歌を思い浮かぶ作品があります。和歌は日本画を観ている時です。…

森村一樹
3年前
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鳥獣戯画展 模本もいい そしてブリューゲルを想起する

鳥獣戯画については日本史に出てくるウサギと蛙の墨絵の絵巻物、ぐらいの知識しかありませんでしたが、4巻すべてが公開されるとNHKの日曜美術館で紹介されていたことから、これはぜび見ておかなければと、なんとかチケットを購入し国立博物館に行ってきました。 本作だけでなく、模本も展示されていました。描いたのは、土佐光信、狩野探幽。この模本が実にいい。模本の出来栄えに感嘆してしまいました。鳥獣戯画を模写した作品、と一言で片付けるにはもったいない作品だと思います。また、鳥獣戯画は、このよ

クールベ展にみる地方美術館の地力(じりき)

「クールベと海」という展覧会が開催されています。作品の素晴しさもさることながら、これらが…

森村一樹
3年前
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美術展のような個展 「彼ら彼女ら」を感じさせる作品と空間

堀江栞(しおり)さんというU30の若手作家さんの個展が√K Contemporaryというギャラリーで5…

森村一樹
3年前
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あやしい絵展 常設展も素晴らしい キュレーターに拍手拍手

日時指定したおかけで並ばずにすみました。 ミュシャなどの展示もあり、???と思うこともあ…

森村一樹
3年前
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再び吉田博展  久遠に流れ去る時間流

作品の一部入れ替えがあったと聞き、ふたたび、吉田博展に行きました。前回は水彩、油彩も多か…

森村一樹
3年前
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コンスタブル展を観て思い浮かんだ小説と音楽

コンスタブル展についてはいろいろな方が記事にされていますから、展覧会の内容は省き、ここで…

森村一樹
3年前
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とても良かった谷内六郎館 横須賀美術館

横須賀美術館には、週刊新潮の表紙絵1300余点を展示する谷内六郎館があります。 横須賀に…

森村一樹
3年前
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横須賀美術館 ヒコーキと美術

横須賀美術館で特別企画「ヒコーキと美術」が開催されています。 美術館のHPでは、「本展では、飛行機という20世紀の一大発明が私たちに与えた影響について、美術の視点から見ていきます。それまでになかったスピードや、空中感覚を経験させる飛行機は、人々のヴィジョンにも少なからず変化を与えました。また、その機械としての洗練された機能美は、新しい時代にふさわしい、モチーフとしての魅力に満ちています。 いっぽう、悲しむべき必然として、飛行機は早くから戦争に利用されてきました。近年研究が進