見出し画像

きっと、ずっと、忘れられない人

早朝5時30、めずらしくパッと目が覚めた。

というのも、私はある女性の夢をみていたから。その女性は実在する人物で、色々な意味で私の人生に大きな衝撃を与えた人。

彼女に出会ったのはもう14年も前のこと。今まで、彼女のことがしこりの様に私の中にずっといて、現れては消えていく。そして、完全に消えることなくまた現れる。

彼女のことを文章として記録してみたいと思ったのには、理由がある。それは、償いの気持ちと彼女を尊敬する気持ちが入り混じり、ずっと自分の中で整理できずにいた。だから何度も彼女のことを思い出してしまうし、遠い記憶のはずなのなのに、まるで初恋の人みたいに彼女のことを忘れられないのだ。

だから、彼女の夢をみた今朝、改めて感謝の気持ちを伝えたくなった。

Tさんへ
拝啓、お元気でしょうか?今朝、あなたの夢を見ました。私は、あなたのそのまっすぐと力強い生き方を心から尊敬しています。別れの挨拶もできず、あの時はごめんなさい。多分、あなたにとって私の記憶などこれっぽっちないと思います。でも、6年前にあなに日本で再会した時、とても嬉しかったんですよ。今も、あの街で力強く暮らしているのでしょうか?いつか、また、会って話してみたいです。

Tさんは、私の人生に一番強烈な印象を私に残した女性。まるで映画のようなその生き様はまさにレジェンド。

外国でシングルマザーとして生きていくことは、容易なことじゃない。苦しいことも沢山あったはず。それでも、自分のやりたいこと、やるべきことに素直に行動し、耐え抜く姿に勇気をもらった。あの才能が渦巻くパリの街で、あれだけのことを成し遂げた行動力と芯の強さ、そして継続し続けるその精神力に感服だ。

今も、彼女はパリの空の下で力強く、楽しい人たちに囲まれて暮らしているに違いない。

これからも絶対に彼女のことを忘れることはないだろう。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?