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【非公式大会レポート】影山道雄が流血戦を制し王座防衛、DEPタッグは石田慎也&大谷譲二が死守、初参戦の魔苦・怒鳴門がストロング戦を制し衝撃戴冠=2024.7.7『BIWA☆DERAvol.12』

(久しぶりに記者マドバージョンで・・・セコンド付きながらだったので試合詳細は超簡略概要のみです><)

2024.7.7『BIWA☆DERAvol.12』

 2024年7月7日(日)愛知・枇杷島スポーツセンターにて、プロレスリング・チームでらによる大会『BIWA☆DERAvol.12』が開催された。

 本大会ではタイトルマッチ3試合、シングルマッチ2試合のほか、アイドル・朝日奈ゆいとあすかによるライブパフォーマンスも行われ大会に花を添えた。

『BIWA☆DERAvol.12』大会ポスター

チームでら認定ドラツェーガー選手権ハードコアマッチ

メインイベントとなる第5試合では「チームでら認定ドラツェーガー選手権ハードコアマッチ」として、王者・影山道雄が挑戦者にHAKKAを迎え7度目の防衛戦に挑んだ。

 この試合はハードコア形式で行われ、レフェリーが特に危険とみなしたもの以外の凶器利用が可能。リング上にはプロレスリングFLASH!!提供の椅子、つくしんぼ提供の脚立、プロレスショップマッキー提供のテーブルが並び、客席にも緊張感が溢れる。

 王者・影山。先月23日に行われた『DERA TRUE MINDvol.14』では、前哨戦となるタッグマッチでHAKKAに黒星をつけられているだけに、挑戦者をにらみにつける眼光の鋭さは大好きなプリンを頬張る笑顔からは想像もできない。

 挑戦者・HAKKAは白いコスチュームに身をつつみ肉体美もまぶしい。しかし普段の温和そうな好青年の雰囲気はない。

 序盤はお互い椅子を使っての攻防からスタート。影山の投げた椅子でHAKKAが流血するが、挑発的な笑みを浮かべ反撃に出たHAKKAは王者に攻め込んでいく。影山も足を痛め流血しながらも、HAKKAを脚立にとらえるなど攻め返していく。

 場内に凶器の音が響く。その様子を観客も、影山のセコンドについたチームでらメンバーも固唾を飲んで見守る。
 そんな中、第4試合でタッグタイトルを終えたばかりの高井がセコンドに現れ「声を出して応援するぞ!」と一喝し、自ら影山に激を飛ばし応援しだしたことで試合の雰囲気がまた変わってくる。
 怒涛の攻めを見せたHAKKA。劣勢になった影山に対し、道雄コールが飛び交う。最後は影山が椅子もりへのノーザンライト・ボムでHAKKAを仕留め切り、死闘の末、王座防衛に成功した。

 試合後、影山はHAKKAにお礼を言い、熱い握手を交わした。観客が温かく見守る中、今後の展望についてマイクをとった影山は、9月1日開催の『チームでら15周年記念大会』で所属選手を相手に防衛戦をしたいと希望を語った。

 すると突如、高井が挑戦表明を叫びながらリング上へあがりだす。地声でもマイクより響くその大声での主張に、これで影山vs高井のタイトルマッチが決定なのか?という雰囲気になったものの、影山は「高井さんが出てきた時の観客からの拍手があまりない」と主張。

 影山からの「時期挑戦者は所属選手(テバサキーダーを除く)の中からXでのお客様投票で決める」という提案が通ることとなった。「俺に投票しろよ!!」と最後までアピールを欠かさない高井。果たして時期挑戦者は誰になるのか、チームでらの続報を待ちたい。

◆時期挑戦者候補
・高井憲吾
・ジ・インテリジェンス・センセーショナル・グランドパッションマスク4号
・ドラゴーン
・台湾ラーメンマン
※影山曰く、テバサキーダーはけん玉大会に出場するので除外とのこと

DEPタッグ王座選手権試合

 第4試合は石田慎也&大谷譲二の持つDEPタッグ王座へ、高井憲吾&杉浦透が挑戦、石田・大谷組は今回が2度目の防衛戦だ。

 高井は同タイトルの前回王者(パートナーはドラゴーン)。4月に自身から奪われたタッグベルトを直接奪回すべく、杉浦とともに気合が入る。パートナーの杉浦は「DEP」Tシャツで入場、自分こそがDEPだと存在感を示す。

 石田・大谷組は入場や試合中のやり取りからも仲睦まじさが垣間見え、タッグとしての絆の強まりを感じさせる。

 スピードもパワーもあふれる攻防に会場のボルテージが上がる。途中、場外へ飛んだ杉浦だったが、相手チームを抑えていたパートナーの高井にほとんど攻撃を当てるというハプニングも。杉浦の「ほとんど高井さんに当たってしまった~~~!!!」という叫びにも、会場は大盛り上がりを見せた。

 終盤、大谷への驚異的な攻め込みで高井がついに再戴冠しかけるも、石田とのコンビネーションで窮地を脱した大谷が最終的にフロッグ・スプラッシュを決め、王座防衛に成功。止まらない勢いの石田・大谷組、果たして次はどのタッグチームが挑戦者となるのか。

プロレスショップマッキー認定世界マキオ級選手権試合

 歴史が動いた。そう言っても過言ではないだろう。この日、とにもかくにも会場を激震させたのは、第3試合の「プロレスショップマッキー認定世界マキオ級選手権試合」であった。

 王者ジ・インテリジェンス・センセーショナル・グランドパッションマスク4号へ挑戦したのは、チームでら初参戦となる魔苦・怒鳴門。

 ジ・インテリジェンス・センセーショナル・グランドパッションマスク4号。いわずと知れたチームでらのヒーロー、天才。彼を形容するにふさわしい言葉は何だろうか。鬼才、奇才、良い人、珈琲をよく飲んでいる、結婚カウンセラーの資格を3万円かけてとった男、良い体、まんぷく太郎会・・・。

 とにかく唯一無二であり4号に勝てる選手などいないだろう、マキオ級王座も危なげなく防衛するはずだ、選手・観客のほとんどがそう思っていたかもしれないであろう本試合。そう、あの男、挑戦者の魔苦・怒鳴門を見るまでは・・・。

 この日、歴史が動いた。新しい扉も開いた。4号の菊門も開いた。
 言葉では語れないストロングスタイル。2人だからこそ戦い抜けた全身をかけた戦い。ぜひオフィシャル配信・DVDなどで見ることをお勧めする。

 マキオ級ベルトの今後はどうなるのだろうか。魔苦・怒鳴門を倒せる選手は存在するのだろうか。いつか勇者は現れる、たぶん・・・・。

テバサキーダーvs伊東優作

 第2試合は、チームでら所属のテバサキーダーが伊東優作を迎えた一戦。テバサキーダーのロックアップ地獄に巻き込まれる伊藤だったが、最後は素早くワキ固めで絞り上げギブアップを奪った。

ドラゴーンvs新名洋一

 第1試合ではチームでら所属のドラゴーンが、「伝説の先輩」と称する新名洋一と対戦。子供人気も高いドラゴーンと独特の雰囲気を醸し出す新名が、軽快な動きで会場を盛り上げていく。最後はドラゴーンがダブルクロスで新名から3を奪取した。

大会結果まとめ

こぼれ話

 同大会では、7月28日(日)開催の愛プロレス博でデビュー戦が決定しているスポルティーバエンターテイメント練習生・名島アリがセコンドで参加。セコンドやリング設営撤収業務への勉強にも熱心な新星のデビュー戦に期待がもたれる。
 
 また、自称・名古屋選手のマドレーヌも何故かセコンド(お手伝い?)で会場を駆け巡っていた。2024年から関西移住となった彼女だが、試合の半数以上が東海・東海関係だという。暇さえあれば東海地方に顔を出すべく、本日はお世話になっているチームでらのお手伝いとともに、8月17日に名古屋・スポルティーバで開催する自主興行の宣伝に訪れていたのだった。


より、試合を見たいと思っていただけるファイターになるべく、今後とも精進を続けてまいります。