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目の前にいる1人のために

正しい知識を伝え、興味や意欲を湧かせる授業をする先生たちのようになりたい。
影響力が強い、カリスマ的な人にはやっぱり憧れる。

確かに授業を率先して行ったり、若しくは授業案を作成したりすることで、多くの子どもたちの健康意識向上に繋がるだろう。

でも私が大切にしたいのは1人ひとりとの関わりだ。
保健室は謂わばセーフティーネットだから。
その子にとって最後の砦になる可能性もある。

1人にじっくりと向き合うことで、その子が
「たまには学校に行くのもいいかな」
「話を聞いてくれる大人もいる」
「生きることも悪いことばかりではない」
そんなふうに思ってくれたら、私の保健室経営の目標は達成だ。

話を聴くことしかできないけれども、子どもは成長する。私も成長する。
皆、自分で解決する力をもっている。


多くの子に対するアプローチも、目の前の1人に対するアプローチもどちらも大切。どちらも必要。

ただ、私の優先順位は目の前の子というだけ。

欲張るな。見失うな。
できることを丁寧に。



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